HDD換装 in MacOSX
Valid CSS! Valid XHTML 1.1! 木谷 公哉(KITANI Kimiya)

準備したもの
HDD交換した機器情報
機種 MacBook Pro 15" アルミニウム / Unibody
CPU Intel Core 2 Duo 2.8GHz
Memory 6GB (2GB + 4GB)
OS MacOS 10.6.6 (Snow Leopard)
HDD HITACHI HTS725050A9A364 (500GB) 7200rpm → crucial RealSSD C300 CTFDDAC256MAG-1G1

HDD交換に用いたもの
ハードウェア - 小型プラスねじ, マイナスネジ(六角ネジの替わり)
ソフトウェア - ディスクウォーリア4.2 (製品)
- Carbon Copy Cloner 3.3.7
備考 交換前と交換後、ディスクウォーリア4.2でのボリュームエラー修復とディスクユーティリティのパーティション権限修復をかけた
概要

Finder動作がかなり遅くなってきたことと、MacBookAir 11inchのSSDがとても動作が快適であることを体験してしまったので、SSD化を決意。400GBほどの容量をつかっていたので、256MBのSSDでそれなりに安価なものを選択。データについては、写真と動画が150GB、Parallels DesktopのWindowsが100GBほど使っていたので、これを外付けに移動。なんとか180GBぐらいの使用容量とした。
また容量を節約するために、複数パーティションを止めて単一パーティションに統合。その上で、仕事データを全部一旦外付けにバックアップして、HDDの半分以上の容量を確保した上でFile Vaultを有効にした。File Vaultを有効にするには、HDDの半分以上の容量を開ける必要がある。(ユーザのホームディレクトリ以下をAES暗号ボリュームファイルにコンバートしてから、フォルダ本体を削除されるので、その処理の間だけ倍の容量が必要になる)
もしSophos Antivirusを使っているなら、必ずSophos Antivirusを使っていてFileVaultを有効にするとログインできなくなる を見て、設定しておくこと。
ただしFile Vaultを有効にしてしまうと、Time Machineがうまくいかない(毎回ボリュームまるごとバックアップされる&ログアウト時しかTime Machineが動かないので使えない)。これについては、FileVaultを有効時にTime Machineでのバックアップがログアウト時しかされないの設定を施した。

今回のSSD化によって劇的に体感速度が向上。しかも発熱しにくいしガリガリっておともないし、軽くなった。しかしSSDの弱点はしっかり認識しておくこと。つまりSSDはある日突然壊れることだ。HDDは通常少しずつおかしくなるが、SSDはUSB メモリ同様、粒子による化学変化によって記憶しているはずで、それができなくなった瞬間に完全にデータが読めなくなる恐れがあるから。そのあたりはTime Machineが補ってくれることでしょう。さらに毎日外付けHDDにもバックアップするなどするとさらによい。ただし外付けHDDにバックアップするときには、AES暗号のボリュームを使うなどセキュリティ対策は必要。私の場合、外付けとの同期は、rsync -avE を使っている。
つまりターミナルから

 rsync -avE  ~/Desktop/  /Volumes/hogehoge/Desktop --delete
などにするとデスクトップをhogehogeディスク内のDesktopに差分バックアップできる。 さらに
#!/bin/csh -f 

if ( -d /Volumes/hogehoge/Desktop ) then
 rsync -avE  ~/Desktop/  /Volumes/hogehoge/Desktop --delete
endif
などのスクリプトを作っといたら便利かも知れない。
なお、Webデータのようにリソースフォークなど不要なら、rsync -av を使えばいい。-E がリソースフォークも含めたコピーとなる。rsyncは/usr/bin/rsyncを使うこと

ひとこと
SSD化したのち、使い続けているとはやりFinderの動作がもたついてきます。これはiDefrag4を使ってデフラグすると劇的に改善します。やっぱりデフラグって重要なんだなぁと思いますね

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