ジャカルタへの旅立ち


By 木谷 公哉(kitani@cseas.kyoto-u.ac.jp)

第二弾
2002.03.04 --- 2002.03.09

日付 概要 写真
2002.03.04 ジャカルタへの旅立ち日。
天気
快晴
早朝
朝6時30分起床。いつもより早く起きるのはやっぱりちょっとつらい。
お出かけ
荷造りのチェック後、出発。後でマイルカードを忘れてしまったことに気がつく。
京都駅
とりあえずいつも寄り道せず直進すると20分前に到着。ジャンプをまず買ってからふとホームを見ると、あれ電車(特急はるか)きてる。えーとこれは一つ前のやつかもしれん。一応外で寒いけどまつ。。。15分前になってアナウンスが、、、あれこれ俺が乗るやつのような気がする。えーい乗っちゃえ。ちょっとどきどきしたが車内掲示板で正しいことを確認する。よしよし。ジャンプを読みながら悠々と電車発車を待つ。
発車後
ジャンプを延々と読む。途中トイレに2度行く。うーむ缶コーヒー飲んだからかな? じっくり読み終わったら天王寺。うーむ後1時間ぐらいか。それからうつらうつらする。ぼーとしてたらあっという間に関空に到着。うーむ速いな。
関空
とりあえずチェックインへ。猛牛のごとく席を確保しないとな。ここでこつがあるんだよね。パスポートその他を手持ちケースに全部詰めておくのだ。そして航空券を外側にして見えるようにしておく。するとチェックイン時に航空券を確認されるけど、ケースごと見せるだけですむ。さらにその後もスムーズに出せる。日本ならばもたついていてもいいけど、海外にいってからはこういった出し入れをスムースに行わないと逆に危険だからね。というわけでトイレ行きやすいように通路側の席を確保。
チェックイン後
ゲート前までいかないと落ち着かないたちなので、空港使用料券を買って、ゲートを通過する。
金属探知器前
ここで並んでいるときに、携帯の電源切って、財布と時計を全部ケースに入れる。金属探知器でX線かなにか当てられる時に携帯の電源入れてたら液晶画面がおかしくなるかもしれんからね。前に液晶画面真っ黒になってびっくりしたからねぇ。そしてケースとバッグをX線探知機に通過させ、悠々と金属探知器の前を通過。全く問題なし。もう手慣れたもんだわ!!(カナダにいったとき、ベルトの金具がひっかかったようで、ゲート通るたびに全身検査を受けたこともあるので、その点注意したほうがいいよ。面倒だしね。)それからすばやくケースとバッグをとって、携帯の電源いれてポケットへ、財布もポケットに入れる。その他はそのまま持っていく。そのままいくと、日本では最後の出国手続きカウンターにいける。
出国カウンター
日本人は搭乗券とパスポートのみで行けるように法改正されている(いままでは出国カードが必要だった)ので楽々出国手続き完了。まぁ日本では間違いないと思うが、一応出国スタンプの日付を確認。インドネシアではこのスタンプを間違えて、帰れなくなる(不法滞在)になるケースがあるのですぐに確認が必要だ。その後、さらに階段を下りると免税店が建ち並ぶエリアへ。当然のごとく無視してどんどこすすみ、トイレ休憩後、無人電車前に到着。それから電車に乗る。
ゲート前
まずは40番ゲート前にある飲食店へいって、前回味をしめたミニスモークサラミとレモンスカッシュを買う。それと飴も買っておく。そしてすぐに42番ゲートに向かう。おお誰もいない。というわけでサラミを食べながら日記を書いているわけだ。ゲート前には前回と同様1時間前に到着。さて、そろそろ全部食べ終わったサラミを捨てに行くかなぁ。現在時刻は11時31分。搭乗は11時50分からだね。えーとやっぱりデンパサール(バリ島)経由ってかいてあるね。ただし荷物はジャカルタまでいくので、バリで一端降りるだけでよい。同じ飛行機に再度乗るし。たしか前回は一端降りるときにチケットもらったはず。まぁまた1時間ぐらいぼーとしないとあかんのやろなぁ。バリでもなんか買おうかなぁ。まぁいいや。じゃ次はあージャカルタであいましょう。おそるおそるマイレージカード忘れたんだけどっていったらパスポートで代用できた。(ポイントカードなのだ)
飛行機内
なんと一番乗りした。ファーストもビジネスクラスも誰もいなかったよ。中央の5人がけの通路側だったんだけど、両端に後一人いるだけだった。うーむ快適。お腹にガスがたまる現象は相変わらずだけど、飲み食いをほとんどしなかったので、さほどひどくなかった。トイレも何度もいったしね。ビデオを一つみて、ボーとしてたらあっというまにバリ島やな。7時間弱といったところかな。バリで40分程休憩後、再度乗り込む。むむ大阪行きかぁ、、これあってるのかなと思っていたらジャカルタ経由だった。どうやら大阪→バリ→ジャカルタ→大阪とぐるぐる回っているみたいだな。
バリ島からジャカルタまではわずかに1時間30分ぐらい。夕食に蕎麦をたべながらぼーとしてたらあっというまだった。そしてジャカルタに降り立つ。
入国審査
あえて恐怖の最大関門である入国審査と呼ばせていただこう。えーとりあえず営利目的の仕事(私の職種にインストラクターとかいてあったのが問題だったようだ)できてるのか? ということを何度も聞いたあげく、こちらの言い分無視して、仕事なら税金かかるよといってくる。ひたすら仕事でない(非営利目的だしねぇ)ことを強調するが、どうやらチップがほしいらしい。しかしそんな意図を全く分からないように、英語で会話していたのを今度は日本語に転換、、、英語の会話力すらないことを見せびらかす。周りを見渡したら、俺だけ。あれま、はめられかけてるね。とはいえここは本に書いてあるとおり、断固たる拒否を続けていたら(もし払ってしまうと現地警察に捕まってしまう可能性もあり)、20分ぐらい粘った所、最後にチップがほしいとあからさまにいってきたので、拒否したらあきれ果てたようでポイっとパスポートが帰ってきた。うむ根負けしたほうが負けだね。日本人って押しとかに弱いから、すぐ頷いてしまうんだけど、これを悪用してるんだよねぇ。
荷物
えーと最後になったのでいそいで荷物置き場にいくと、荷物がでてこない。係員が違うゲートだよと行ってくれる。言われたゲートにいそいでいくと、おお係員が手を振っている。そこにはぽつんと俺のケースが。。。ここらへんの係員は親切なようだ。感謝の意をジェスチャで示してそそくさと最終ゲートである税関へ。
税関
税関申告書を提出するがここで注意!! 最後の難関であるぼったくりポーターに荷物をもっていかれそうになったので、しっかりと拒否する。あぶないあぶない、、、油断していなかったのがよかったね。相変わらず税関申告のスタッフを装って、自然体で近寄ってくるんだから油断ならないねぇ。それからポーター集団をダッシュで駆け抜ける。両替なんてしてる暇ないね。インドネシア行くときには日本で両替するのが吉(身の危険を感じる場面があれば、最悪チップを渡せばなんとかなる場合もあるので)。
さて出口で出てしまうと怪しげなジゴロとかにひっぱっていかれそうな雰囲気なのでじっくりと迎えの先生がいるかどうかチェック。少しみているとおっと発見。出口の柵内から呼びかける。意外と速いなと言われた。結構とまどったけど、飛行機自体が30分以上速くついたので、結果的に予定時刻よりは早くでられたみたいだ。
連絡事務所
さっそくいくつかパソコンがおかしいと言われた。電話したかったけどすでに日本時間では0時を越えていたのでメールにすることにした。今回はiBook(Dual USB)をもっていったので、このibookを前回導入したケーブルインターネットに接続してみるがどうしても成功せず。うむむMac OS Xではちょいと別の操作が必要かな。。。。ルータなしでは厳しいのか!? というところで今日はお休みすることにした。あんまりやってると疲れるしね。風呂も入る元気なくなったのでこの日記を書いたら寝ることにする。ケーブルインターネットだめならば電話線を借りようかな。
2002.03.05
起床
9時に目覚ましならすようにしてあったので、9時に目が覚める。冷房のせいかひんやりとはしていたが汗もかかず喉も渇いていない。ただやはり過労気味のようだ。すぐにシャワーを浴び体を洗う。
作業
午前中は電話線をつかってメールを見る。メールたまっていたのでそれを処理する。プロバイダへの電話は10分に1度しかつながらない。。しかもマックの場合にはちょっと特殊な設定が必要だった。午後からケーブルインターネットを導入してくれた会社に連絡し、詳細を聞く。それから本格的にケーブルインターネットで複数台のパソコン接続を試す。ルータがないが、パソコンにネットワークカードが二枚ささっていたためにこのマシンをルータ代わりにする。ただ予算が少しついたのでルータは買うことにしよう。そしてめでたく接続できた!! となると当然MSNメッセンジャーを起動しておくことにする。それから先生のパソコンとデスクトップパソコンの設定を変更する。さらに電源周りを整理する。
夕食後
おいしい夕食食べた後、延々と作業して日本時間で10時すぎとうとうチャットができるようになった。これは感動的だった。。。
チャット
このおかげでもう電話しているのと同等のレベルの気持ちになった。ちょっぴりホームシックだったけど、気力が回復したね。ただ時差ぼけもあるのか異常に眠いね。とりあえず油断はできないけれど今のところ眠い以外におかしな所はないね。
就寝前
日記とそろそろ作業報告のメモ書きをしておかねばならないのでする。現在現地時間で午後10時50分。今日の日記はこれで紐をとじるとして後は作業報告書いてさっさと寝ることにする。
2002.03.06
起床
ん?目覚ましならないなぁ。あれ、9時50分!! 目覚まし9時にならしていたのに、、、よほど疲れていたんだな。というわけでシャワーを浴びて10時20分に一階に下りて朝食を食べる。
作業
パソコンの設定をいじくりまわして、メール処理をする。
昼食
外で食べる。中華料理だった。むちゃくちゃおいしかった。予は満足じゃ。
コンピュータショップ(マンガドゥア)
ここでいくつかの部品を購入しておく。
夕食
事務所に帰ってきたのが8時ぐらい。めちゃ疲れてボーとしていた。ご飯も美味しかったけど、疲れていたためあまり食べられなかったね。さらに作業をして気がついたら1時40分になっていた。。。。。
就寝
1時40分現在もう寝る予定。どーも先生が夜遅くまでいるのでつきあうような形で遅くなってしまうな。明日は早く寝られるようにしよう。まぁこれも場合によっては遅くなるかもしれんのだけどね。
観光
民族の象徴であるモナス塔を訪れた。
2002.03.07
起床
目覚まし通りに10時に起きる。その後20分ぐらいでシャワーを浴び着替える。そしてパンを食べてさぁ作業だ。。。
作業
今日はケーブルルータが15時30分に届くということなのでそれまでにソフトの更新をしようと思ったが他のパソコンがおかしくなったのでその修復にかかりきりになる。結局怪しげなソフトを入れたせいでシステム全体がおかしくなってしまっている。
昼食
いつも昼食は遅めになってしまう。2時ごろ昼食を食べる。今日は焼きめし。
買い物
お土産やさんに連れて行ってもらう。民芸品等を大量に購入した。
作業
帰ってきたら6時頃。それから1時間ばかりケーブルルータの設定をしていたがうまく行きそうになったところで、夕食を食べにいくことになったので後ですることにする。
夕食
いきなり漁港へ。えーとすごいところだ。。。どんどん買い物をされていく、、、あーカニなんか5匹以上買ってる、、、。すごい。。。おお、、それを店に持っていて焼いてもらうのね、、、。ってなかんじでいろいろ漁港の中を散歩(インドネシア語で、ジャランジャランという。。ちなみにジャランとは歩くという意味。それを二つくっつけると散歩になるのだ)した。 食事が始まると6名で10皿以上の特大パーティのような料理がきた。食事も延々11時ぐらいまでしていた。その後、海を見に行くことになった。それからオフィス帰ってきたのがすでに0時を回っていた。でも作業をきっちり終わらしたのが午前3時、、、。もう駄目、、。でも明日は午前8時に起きて9時にコンピュータ会社に行かねばならない、、、あー体調は大丈夫だろうか。今のところ、過労以外に特におかしな状態はない。まぁお箸やら使ってたし食中毒はないだろう。
就寝
いつもだけど、ダニなどがいるみたいなので、虫除けスプレーを布団にかけ足と手と首筋にかけてねる。寝るまえに空港でかっておいたハイレモンを二三個食べるとかなり疲労回復になるね。
2002.03.08-09
起床
とにかく非常にがんばって8時に起きた。はじめて携帯のアラームをつかったらまぁ起きられたわ。すぐにシャワー浴びて8時30分にパンを食べさせてもらう。
観光
ジャカルタ市から南に高速を乗って約40分ぐらい行ったところにボゴールという町がある。植物園やアンティークな建物で有名な所らしい。両方いく体力がなかったので植物園に行くことにした。その前に昼食を、、と思ったらなんと店が12時30分からだという、、、現在12時、、、どうやら金曜の12時はイスラム教にとってもっとも重要なしかも欠席してはいけない礼拝の日だそうだ。。。毎週そうらしい。というわけで先に植物園を見に行くことにする。なお植物園はオランダの植民地時代にオランダ人の避暑地として使われていた場所。なんと車で見学できるのだ。そうしないと日が暮れるほど広い。。。とりあえず一時間程度でほとんど見ることができた。無茶苦茶広かった。写真も一杯とったけど、、コウモリが印象的だったなぁ。木に枝にまるでツリーの飾り付けのようにとまっていたし。ありゃ夜まで寝てるんだろうな。その後ちょっと遅い昼食を食べた。同じ座席番号をもった人がきた。あれ、、よくみてみると俺、、行きの飛行機チケットみてた。。。あれま、、、。ということで正しい席に座り直す。うむ結構席はうまっているけれど俺が座った席はあー隣が開いてるな。
空中
なんか後方のトイレの水の配管トラブルで水が凍ってしまってでないらしい。というわけでトイレで水を流すことはできるが、手が洗えないことに、、、。とまぁそれでもトイレには何度もいった。なんかお腹の調子が悪かったのだ。
到着
関空にとうちゃーく!!! お腹の調子も治ったので快適にすべてのゲートを通過して無事特急はるかにも乗れた。6時41分発、8時01分着の特急はるか2号だ。そこで暇なのと覚えているうちということで今日の日記を書くことにした。この日記をここまで書いた時点で天王寺前、、、京都まで寝ることにする。では長かった旅の記録もここでめでたく閉める事にする。サラマッティンガル!!(さようなら)