主な対外活動 /
経歴 /
履歴 年度ごとの支援研究(目標) / 講演・発表 / プログラミング言語 |
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2012年7月13日現在、「京都大学東南アジア研究所・地域研究情報ネットワーク部・助教」であり、情報処理室長に加え、4月より研究支援室副室長に着任し、組織全体の研究支援を統括するべくその任にあたっています。 2000年に着任以来、研究支援のための資料部としての位置づけであった情報処理室は、2004年の研究所昇格、2006年4月の国立大学法人化をきっかけに、その役割を大きく変貌させてきました。従来の情報基盤に関する研究支援活動に加え、研究活動を含む対外活動がかなりのウェイトを占めるようになったことが大きな特徴として挙げられます。すなわち、底辺の支援活動に留まらず、国内外への研究・教育全般にわたる社会貢献も含めた活動を率先して行っています。
具体的には、研究・教育活動そのものに参画し、そこで取り扱う「情報処理」について研究しています。その過程で、成果公開に関する様々な支援もしています。それらの活動によって組織再編や組織やプロジェクトの立ち上げ、各種イベントなど節目や岐路において積極的に参画し、重要な役割を担っています。さらに組織全体の情報セキュリティを一元的に管理運用し、情報基盤においても、多彩な利用に対して柔軟に軌道修正しながら、その時々の最善となるように努力しています。 このような増大しつづける活動への対応として、様々なプロジェクトに自らが参画・協働をすることで、コアとなる人的リソースは増やさずに取り組めていることも、大きな特徴と言えます。この情報処理室は、東南アジア地域へ切り込み隊長のごとく、前が見えないながらも実現に向けて模索ようなフロンティア精神も持ち、活動にあたっています。 2010年度は、iPhoneやKindleを初めとする情報発信の媒体の普及と利便性向上により、あらたな情報発信手法が模索されていた時期でした。特に情報発信には、技術だけでなく発信する側・編集者が扱える技術や体制でなくてはならず、それらを限られた資源の中で行うためにどうするかということに興味があります。また図書館との連携により図書館情報学に関する分野に少し興味を持っており、共同研究などを通じてデータベース開発にトライしました。 2012年度は、組織の研究支援のあり方を構想すること、また組織内において協働プロジェクトによる電子出版(ePub, mobi)の試み、タブレットデバイスを用いた図書検索システムの実践導入など、様々な試みを行い始めた年でもありました。 |
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※日付は、私が関わり始めた期間を記載しています。
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1975 | この世に生を受ける |
1994.4 | 京都産業大学工学部情報通信工学科に入学 |
1998.4 | 同大学の学位取得・卒業後、京都産業大学大学院工学研究科情報通信工学専攻に入学 |
1999.4 | 同大学の大学院在籍中(M2)に京都大学東南アジア研究センターの非常勤職員(情報処理担当員)として週1勤務。 |
2000.4 | 同大学院を修士取得・卒業後、京都大学東南アジア研究センター・資料部助手として採用され、資料部情報処理室主任として配属 |
2003.3 | 資料部助手としての任期終了(2000.4-2003.3)を受け、教授会審査を経て再契約(2003.4-2006.3) |
2004.4 | 2004年4月から東南アジア研究センターの附置研究所への組織改組を受け、資料部助手から地域研究情報ネットワーク部助手へと配属替えとなり、同時に情報処理室長となる。従来の支援業務だけでなくプロジェクトへの積極的な参加をすることになった。 |
2007.4 | 2007年4月から助教へ異動。従来の業務も行いつつ、研究・教育両面における「情報」の取り扱いについての研究や調査を行うようになった |
2012.4 | 研究支援室副室長を兼務することになり、組織の研究支援も考える立場となった |
2012.9 | 週2日研究支援室にて勤務することに勤務形態を変更し、実務レベルにおいて研究支援室運営に深く関わることになって、様々な改革に勤しんでいる。 |
1997 | 京都産業大学緊急災害情報システム(おにぎりシステム: リンク切れでアーカイブデータはこちら)の初代データーベースシステム構築を担当(当時のメンバー(リンク切れでアーカイブデータはこちら)。 京都産業大学にて、インターネットライブ中継の技術補佐員(ちゅーけーずPROJECT」)をする |
1995-2000 | 京都産業大学にて、コンピュータ基礎実習(授業補佐)、MiCS補助員(計算機センター下に設置された学生によるコンピュータトラブル対処要員)を経験。 |
1999年度 | 京都大学東南アジア研究センター・非常勤職員(週1)として、当時非常勤講師として来られていた神戸大学経済経営研究所の安田氏(2007年3月現在、京都産業大学理学部講師)とともに、コンピュータおよびネットワーク整備・強化(サーバ強化、ネットワークを100Mbps化等)に従事した。 |
2000年度 | 2000年問題への対応を行い、所属研究所および大学院アジア・アフリカ地域研究研究科(ASAFAS)のATM/10Base-T/10Base-5ネットワークから100Base-TXへの移行を実施。持ち出しPCに関しては、DHCPによる静的IPアドレスを付与することで設定の煩雑さを回避した(その後管理のしやすさから、KUINS-IIIネットワークが構築されるまで、ネットワークプリンタへとその範囲を拡充していった)。ほとんどの教員に小型ノートパソコンSONY VAIO PCG-C1Rを配布し、さらにダイアルアップサーバを構築。海外からでも本センターのダイアルアップ接続サービスを利用することによって、国際電話経由ではあったがインターネットへの接続が情報処理室の完全サポートの元で可能となった。煩雑な海外プロバイダとの契約、ローミング設定などに混乱していた当時の教員にとって、本サービスと小型PCのセットが大変好評であり、最終的には教員18名がこのノートを持ってフィールドワークをされるようになった。その結果、連絡手段の主流がFAXから電子メールへ移行していった。なお、2007年1月現在、東南アジアの奥地からダイアルアップ接続サービスを使うケースもあり、またこの小型ノートパソコンも現役で利用されている教員もいる。 |
2001年度 | ウェブメール「Active! Mail」の導入による海外等からのメール閲覧環境を強化、地図画像システムの構築(Mapコレクション、Satellite image コレクション)、外国人研究員のための英語版コンピュータ環境の構築、研究者だけでなく事務にも蔓延していたコンピュータウィルスの根絶活動など様々な活動を行った。また要望により大学院アジア・アフリカ地域研究研究科、アフリカ地域研究資料センターサーバにセキュリティ対策を施し、開発環境を導入した。さらに、ホームページ作成支援環境構築にも力を入れ、新たに担当者になった所員PCへ専用ソフトを導入するとともに、利用方法について講習を行うことで、現在のデータ更新を情報処理担当者以外が担当できる体制の基礎を築いた。 |
2002年度 | 要望により大学院アジア・アフリカ地域研究研究科(以下ASAFASと呼ぶ)ウェブシステム再構築補助を行い、CSEAS、ASAFAS共同で、メールサーバ上のウィルス駆除システムの統合導入(2005年8月末で廃止)を行った。またCSEAS、ASAFAS向けに次世代ネットワークKUINS-IIIの導入(森総理時代、IT革命が叫ばれた時期に京都大学全学の情報基盤整備として計画され、実現された「安全なギガビットネットワークシステム」である。本目的は、サーバ・クライアントが同居していたネットワークからクライアントをより安全なネットワークに移行することで、セキュリティ的にサーバよりも脆弱なクライアント端末を外部から防衛するだけでなく、外部のシステムへのあらたなアタックや連鎖的な二次被害を防ぐことであった)に関する合同説明会を開催。ASAFASのシステム障害復旧も要望によりサポートしていた。さらに、CSEAS HPのサイドメニューを自作プログラムによるデータベースシステムへ変更し、HP作成支援(APIフェローシップ、東南アジアセミナー)を通じて情報発信支援に務めた。 |
2003年度 | 日常的なサービス業務をこなしつつ、プロジェクト支援に重きを置き始める。2002年12月より始まった21世紀COEプログラムのための情報収集・発信システム構築に対し、全面的に技術支援をしており、これに伴う情報基盤の企画・導入・構築に参画し、実務レベルにおいての中心的役割を担った。これに関連して、マレーシア・バンギーフィールドステーション開設に立ち会い、コンピュータ環境整備に努めた(報告書:日本語/英語)。また、本研究センターが新たに導入した新サーバへの移行作業を8月末日で終了し、新サーバー上で動作可能な様々な新サービス展開を行った。特に情報セキュリティ保護を叫ばれている今、内部攻撃を含めた総合的な防御体制を大幅に見直したことも特徴の一つと言える。さらに、迷惑メールなどの被害が拡大の一途をたどる今日、本格的な対策へ乗り出すべく様々な角度で解析を行った。一方、来年度から法人化が始まることから、その業務体制は大きな転換をする必要性があるだろうと予測し、情報セキュリティポリシーを含めた体制強化・整備を推し進めた。 具体的には、多言語オンラインジャーナルKyoto Review of Southeast Asiaのシステムや貝葉本タイ語データベースシステム(非公開)を構築。全端末をKUINS-IIIネットワークへ移行し、さらに要望によりASAFASのKUINS-IIIネットワークの移行も支援した。また、CSEAS、ASAFASの基幹サーバとファイヤウォールのアップグレードを実施した。 |
2004年度 | 研究所への組織改組ならびに国立大学の法人化というセンターにとって大きな岐路にさしかかったと言える。すでに整備した情報処理基盤は6年目を迎えることもあり、これらの再整備と法人化後に発足する新たなプロジェクト支援あるいは参画,管理システムの見直し等すべきことを計画していた。運良く、研究所昇格の際に情報基盤整備のための大規模予算が獲得できたため、様々な情報基盤整備を行った。具体的には下記の通り 前年度の基幹サーバのアップグレードに続いて基幹システムのアップグレードを行い、外国人研究員を含む所内のコンピュータ環境改善、情報処理室への電子ロックシステム導入(24時間利用可能とした)、CSEAS、ASAFAS共同利用のセミナー室への視聴覚(AV)設備の構築によりセミナーや会議、講義などの際の利便性向上を図った。また、現在稼働している受益者負担制度による統合情報セキュリティ防衛システムの基礎を構築した。さらに、2005年1月発足した「地域研究コンソーシアム」の情報ネットワーク部会に所属し、発足以前の準備段階から参画し、同コンソーシアムのメールマガジンシステム構築と運用を手がけた。また、京都大学学術情報メディアセンターの協力を得て、タイ国アジア工科大学と京都大学間で遠隔会議システムを使った国際シンポジウムを開催。2006年度に構築した遠隔会議システムの礎となった。 |
2005年度 | 法人化2年目となる今年は、研究所40周年の実行委員になったり、遠隔会議を利用した国際シンポジウムの準備など怒濤の一年だった。また、2000年ぐらいから整備してきた基盤機器が老朽化を迎え、今後2,3年の計画を練った上で更新を行っている。さらに個人情報保護法施行を受けて、すべての利用者端末の個々への統合的対策を含む情報セキュリティの多重化を実施(サーバだけが安全になっても意味がない)し、より体制を強固にすることにつとめた。情報セキュリティポリシーの制定を含む組織的なセキュリティ対策の方策と40周年に全力を注いだ一年だったと思う。具体的な活動は下記の通り、 これまでの情報セキュリティ啓蒙活動による所員の意識改革によって、2005年4月の教授会において、ユーザ端末における情報セキュリティ防衛システム(管理側が任意のセキュリティ設定を各端末の状況に応じてきめ細かく設定でき、自動適応できるようにすることで、より厳格な安全性を確保し、また問題発生時の情報をいち早く知ることができるシステム。詳細は、「情報セキュリティへの取り組み」の章を参照すること。)の受益者負担制度による運営が了承された。この了承が、所員の意識面を含むその後のセキュアな環境維持に対する大きな礎となっている。京都大学地域研究統合情報センター(以下CIASと呼ぶ)の立ち上げに際して、その初期準備委員会メンバーとなって情報基盤構築に関する構想、企画、導入、設置までを一手に担った。また、同センターの情報技術担当員の育成にも力を注いだ。さらに、本研究所40周年記念事業が開催されることをきっかけに、本研究所HPの全面リニューアルに着手(2006年4月公開)、季刊学術誌『東南アジア研究』の自動ウェブ化システムの開発など情報発信に努めた。 |
2006年度 | 今年度は、21世紀COEプログラムの最終年度である。そのため、成果発表のためのワークショップや国際シンポジウムが開催された。その中で、日本に来ることが難しい東南アジア諸地域の方にも参加できるように、京都サステイナビリティイニシアティブ(KSI)プロジェクトおよび日本学術振興会科学研究費補助金基盤研究(S)プロジェクトによって、約半年かけて遠隔会議システム構築とノウハウの蓄積が行えたことが大きな成果である。今後については、技術的な作業ヘルプ要員は必要なものの、本研究所が独自に東南アジア諸地域との遠隔会議システムによるコラボレーションを行える基盤ができた。今後は遠隔講義なども実施される予定である。また今年度はベトナム、タイを中心に実証実験を行い、特にベトナムにおいては現地の大学とコラボレーション作業を行ったことで、同大学を通じてベトナムにおける遠隔会議の礎を確立できた。今後機会があれば、インドネシアについても執り行っていきたい。 また、2007年1月31日にCSEAS、ASAFAS、CIAS三部局合同の情報基盤整備運営委員会(仮称)が発足。新たな共同利用設備に関する取り組みが始まった。同時に2月に稲森財団の支援による新たな研究棟建設が企画(2008年度後期に完成予定)され、その情報基盤構築に関して支援を行っている。 |
2007年度 | 昨年から蓄積してきた遠隔会議に関する知識を、研究・教育という両側面において調査・研究・実践した、激動的な年であったように思う(毎年激動の年とかいっていて、地球温暖化のごとくそれは進行しているように思えるが)。本年は、KSIプロジェクトに加え、2007年9月から始動したグローバルCOEプログラム「生存基盤持続型の発展を目指す地域研究拠点」の2つが大きなプロジェクトであり、遠隔講義・会議システムを利用した授業や会議などを推し進めている。グローバルCOEプログラムでは、すでに情報小部会ならびに上位部会は、遠隔会議を使っており、宇治キャンパスにある研究室内と手軽に遠隔会議できるようになっている。また拠点はさらに増加しており、2007年11月26日にインドネシアで開催された第1回京都大学東南アジアフォーラム(第1回京都大学同窓会でもある)を契機に、インドネシア国内にも基盤そのものを持つに至る。 なお本フォーラムで遠隔会議を実施するにあたっての準備期間はわずか1ヶ月であり、かつイスラムの断食明け(レバラン)と重なったため、関係者と連絡をまともに取れたのは、11月に入ってからであり、さらにインドネシアでの会場が水害による改修工事が間に合わず(一ヶ月前に現地入りしたときに、言ってくれないのだろう)、急遽会場そのものを変更するという泣き面に蜂のような状況となった。つまり1ヶ月前に調査と実施のための諸準備、手配を行ったことのほとんどが水泡に帰してしまい、本番1週間前に現地入りしてから準備するというとんでもない状況になった。そのような状況でも高度なネットワークおよびIT人員は現地にいたものの部署が異なるとかの問題や、そもそも遠隔会議に関する設備・人員とも皆無であったインドネシア側の基盤構築や現地での交渉などを含めて一手にサポートすることが出来たことは大きな自信となった。(毎回こんなことが起こると、倒れてしまいそうで勘弁してほしいが) KSIにおいては、すでにトピックスで述べたように、インドネシアとベトナム (ISDN 128kbpsだったりする)との三間中継による遠隔授業を行ったこと、2007年6月11日〜13日にかけて、東南アジア研究所バンコク連絡事務所において、教員の個人PCを媒介にVPNにおける遠隔会議実証実験を行い成功も収めています。バンコク側のセットアップは、作成したマニュアルおよび設定ファイルなどを参考に、すべて教員自身でやってもらうことに成功しました。もちろんコンピュータに精通している先生だからこそであったわけであり、さすがにVPN接続の常時利用となると簡易的に立ち上げ一時的にしか使わない設備では到底足らないが。
このように、最初から高性能の基盤、冗長性、体制などが揃わないと出来ない、やらないのではなく、あるものを使って(廃棄されたPCとか、新しいPC買う情報を得たら古いPCを譲ってもらうとか、その都度やってもらうためのスタッフ育成に励むとか)、お金をかけずにどこまでできるか!?を追求したようなきがする。 この2年間で、遠隔授業および会議における構築・運用およびそれらの体制について、一通り行うことができたことで、見えてきたように思う。現在、今までの研究・調査・実験成果をHPで公開すべく、情報整理・作成を急いでいるところである。 遠隔会議については、小会議ででも手軽にできるようにするため、今後も利用できる人たちを増やすべく広報および育成に取り組み予定である。研究員、事務員のだれもが使えるようになれば、ITスタッフなしでも実施でき、運用をよりシームレスにできるでしょう。それによって研究あるいは教育がより一層発展することを期待する。 なお、トラブル時の対応については、「トラブルが起きて解決できない場合に、支障が出るような会議」と「解決できない場合には、いずれかの会場に集まったらいいよ会議」の二つのタイプに別けて考えるべきだろうと思う。前者をやりたければ、それなりの体制を考えられるようにしてもらえてから考えればいいし、後者は「物理的な交通手段でもって会議に参加できる時間」を確保した上での実験と、ダメだったら諦めるか、それこそ内線電話などでしゃべってもらうなどの簡易手段のみで納得できるように、利用に関する意識を高める広報活動を常に行い続けておけばいいのでである。ちなみに広報活動は、定例会議やプロジェクトベースになりつつある活動の傍ら、細かいパソコンサポートも手がけているため、全教員・研究員、事務員と接する機会があることから、比較的容易に行えることも幸いしているかと思う。意外とパソコンサポートは役に立つのであった。 |
2008年度 |
稲盛財団記念館の情報基盤構想への参画(2006-2007)および設立およびその後の支援(2008-)、東南アジア地域ネットワークポータルサイトの立ち上げ(2008-)、グローバルCOEプログラムにおける遠隔会議拠点の形成(2007-2008)、情報セキュリティポリシー改正準備(2008-)、京都大学サスティナビリティ・イニシアティブを中心とした遠隔講義構想と実現(2006-2009)など大きな組織再編、施設・設備の構築、プロジェクトを伴う節目において、その情報基盤を柔軟に支えるとともに、研究活動の一翼を担うまでにしてきました。 2008年4月末から本格的に始動した6部局から成る稲盛財団記念館の情報基盤構築活動および京都サスティナビリティ・イニシアティブ(KSI)を中心とした遠隔講義実現に従事した一年であったように思います。 それだけでなく、新たにスタートしているグローバルCOEプログラム『「生存基盤持続型の発展を目指す地域研究拠点」においては、CMSを活用した産学官連携と社会貢献に微弱ではあるものの貢献しています。 次年度は、今年度に培った知見を下に、東南アジア言語を中心とした情報発信システムの研究・開発、京都大学の地域研究機関が結集する新棟を中心とした研究・教育両面における様々な活動支援についても精力的に実施していきたいと思います より具体的な例として遠隔講義については、2008年4月26日 - 5月1日にインドネシアバンドゥン工科大学、インドネシア科学院、2008年10月1日 - 9日のバンコク連絡事務所、ベトナム国家大学の遠隔会議実証実験によって、新たに来られた研究員への技術移転と担当移行を行うことができ、2009年11月現在、バングラディッシュやマレーシア台湾などその活動範囲の飛躍的拡大および技術的な面でも他に類をみない東南アジア地域性を加味した独創的な手法をいくつか編み出されています。 |
2000年度 | コンピュータおよびネットワーク環境整備・強化に従事したため特になし。 |
2001年度 |
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2002年度 |
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2003年度 |
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2006年度 |
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2007年度 |
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2009年度 |
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2010年度 |
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2000.7.4 | 京都大学東南アジア研究センター内、コロキアムにおいて「情報処理室の未来」を講演。資料: 136KB: PDF, 同センターのニューズレター(No.43 P11)にも掲載された。 |
2003.6.27 | 京都産業大学の不定期イベント、「コンピュータ・ユーザ会(KSUTANET)」の第三回「MacintoshへSwitchできるか?(Macな人になるコツ)」を講演。当日資料はこちら |
2003.10.23 | 京都大学東南アジア研究センター内、コロキアムにおいて「システム運用上の情報セキュリティポリシー」を講演。資料: 100KB: PDF |
2003.11.08 | UNIX系雑誌「UNIX USER 2003.12月号」の「ルート訪問記」にネットワークおよびサービスも含むシステム管理について掲載される。 |
2003.12.08 | UNIX系雑誌「UNIX USER 2004.1月号」の「ルート訪問記」に図書と情報システムのコラボレーションについて掲載される。 |
2004.10.23 | 関西オープンソース2004の自主企画内で発表。「templateプロジェクト」について。資料はこちら |
2006.11.18 | 関西オープンソース2006でのステージ発表。「OpenVPNを使ったテレビ会議のご紹介」。資料はこちら |
2007.05.18 | Software Designの2007年6月号「OpenVPNを使ったテレビ会議システム」を執筆。http://d.hatena.ne.jp/software_design/20070517によれば、発刊200号ということ。記念すべき号に掲載されたのは光栄でした。 |
2007.11.30 | じゃかるた新聞(インドネシア発行)の2007年11月30日のトップ記事において、第1回京都大学東南アジアフォーラム(2007年11月26日-27日インドネシア科学院で開催/G-COEが共催)における遠隔会議利用について「東南アジアフォーラム開催 持続的生存圏の構築目指し 京都大学と科学院が協力 テレビ会議で大いに討論」という見出しで掲載された(初めて実名が掲載された新聞でもある)。ウェブデータは1週間しかのこらないため現在は、じゃかるた新聞 トップ記事アクセスランキングに載るに留まっている |
2008.03.30 | CNETの記事「大学がオープンソースに貢献する」に、G-COEのHPのために公開を前提として開発したシステムについての記事が掲載されました。このポリシーは、開発当初から社会貢献を前提とした開発にしようという意志を統一できたことから実施できたものです。そのポリシーは引き継がれ、今なお新たな開発が続いています。 |
2008.07.07 | 「GCOEと社会貢献 ―情報発信のおけるコミュニティとの連携―」という題材で、グローバルCOEプログラム運営委員会で発表し、参加した運営委員の関心と賛同を得た。 |
2008.07.18 | 第1回CMS研究会「CMSによるウェブサイト構築とGeeklogを使った実習」の講師を務める
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2009.11.11 | 京都iPhone勉強会での発表 「iPhoneデベロッパ登録経過報告(App Storeに登録するまで)」 |
2010.01.18 | 「東南アジア逐次刊行物総合目録データベース試作検討」 いままでの研究会情報などを鑑み、プロトタイプを作成し、司書および関連研究者と議論した。
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2010.05.19 | 京都iPhone勉強会での発表 「iPhoneアプリのiPadユニバーサルアプリ化とデモ」 |
2010.10.15 | 「東南アジア逐次刊行物統合目録データベース」 司書および関連研究者との議論を経て作成したデータベースのお披露目。音標対策などほぼ必要なものが整った。後は細かい点の修正程度で公開できるでしょうということになった。
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2010.11.10 | 京都iPhone勉強会での発表 「iPhone4/iPadでの外部ディスプレイ表示」 |
2011.03.16 | 京都iPhone勉強会での発表 「XCODE4 / SDK 4.3 概説」 |
2011.03.25 | 共同利用・共同研究拠点年次集会の終了課題「東南アジア逐次刊行物の共有化」における成果物として「東南アジア逐次刊行物統合目録データベース」を披露 |
2011.04.20 | 共同利用・共同研究拠点年次集会の終了課題「東南アジア逐次刊行物の共有化」における成果物として「東南アジア逐次刊行物統合目録データベース」を公開 |
2011.05.13 | メーリングリストシステム「FML4」の新管理システムの内部公開) mailmanのような感覚でメンバー登録や削除ができるように開発。FML4にあるWeb管理ツールを改変して、メルマガ専用アドレス追加画面などしていたが、一括処理ができなかったことを解決。 |
2011.12.12 | 共同研究「東南アジア逐次刊行物に関する情報の発信」の研究会にて発表 雑誌を扱った、東南アジア逐次刊行物総合目録データベースに、官報と新聞を取り込むためには、どうすればよいのかを発表し、関係者と議論。
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2012.01.25 | 雑誌論文が刊行された。 木谷公哉、北村由美、「東南アジア逐次刊行物の共有化 - データベース構築を通じて -」, 専門図書館協議会機関誌 No.251 P54-60, 2012.1 |
2012.08.03 | 共同研究「東南アジア逐次刊行物に関する情報の発信」の研究会にて発表 雑誌に加えて新聞・官報を取り込む手法について発表し、関係者と議論。 |
2012.08.19 | 「WordBench京都」の8月勉強会において「リポジトリの登録」を発表することに。開発プラグインを公式リポジトリに登録する方法について発表予定 |
2013.04.13 | 「WordBench大阪」の第16回WordBench大阪勉強会において「大翻訳祭り」と称して、人気プラグインの翻訳をその場でワークショップ式に開催し、さらにその場で作者に送ろうというもの。その中の1グループを担当。詳細は第16回WordBench大阪(4/13)に参加してを参照 |
2013.05.18 | 「WordBench大阪」の第17回 WordBench大阪勉強会において「昔のWordPressをインストールしてみたよ!」を発表。ちょうどWordPressが出来て10周年記念というのにちなんだ題材かな。詳細は、ブログにて。 |
勉強中 | WordPress, Geeklog, Objective-C 2.0 with iPhone SDK |
情報発信系システム | Pukiwiki, Pukiwiki Plus!, Geeklog, Wordpress |
スクリプト言語 | sh, csh, javascript |
メイン言語 | PHP4/5, C, Java(Applet, Application) |
若干知っている言語 | Fortran77, C++, Java(Servlet, JMF2) |
データベース | XML(RSS含む), SQLite2/3, MySQL3/4/5, PostgreSQL6/7,CSV,TSV |
かつては、大容量データを扱うときにいかに資源を使わずに処理できるかということで、CSVやTSVなどを使ってラインデータ処理を行ってきたが、ここ数年、一般ユーザが利用するコンピュータの能力は飛躍的に改善され、その発想は必要なくなってしまった。そのため、データをすべて一括でメモリに入れ込んだりするXMLや、あるいは排他処理が簡単なSQLite, MySQLへと傾倒している。個人的には、MySQL, PostgreSQL共にバイナリ形式で保存されたり、使うためにはそれらのサーバを構築・運用しなければならないなどの面倒でないものを使いたいと思っている。運用が必要なシステムをいくつも担当しているため、システムの運用を出来るだけ回避する手段を模索していることもある。またデータが文字ベースであり、どちらかといえばデータを吸い出して加工するような作業が多いことも影響しているのかもしれない。 | |
始めたばかりのものだが、Objective-C 2.0においてはiPhoneアプリを作成でき、App Storeに公開できたことをあげておく(2009.11.27現在) |