Loadlin
Dos領域からコマンドでLinuxをブートするためのDos用プログラムのことである。
ブートさせるためのカーネルイメージに、すでに動作しているLinuxのものを使えば、たとえLinuxを起動させるためのブートマネージャであるLiloなんかが動作しなくなっても、このLoadlinにて起動して復旧させることができる。またブートマネージャーにLiloなどを使いたくない場合にも役に立つ。
Loadlinは
ここ
からゲットする。また大抵のデストリビューションではCDのdostoolディレクトリなどに含まれているだろう。
PCG-C1R
基本はDosかWindows起動時にF8押しておいて、Command Prompt Onlyモードで動作させ、かつ「us」とタイプして日本語モードから抜け出しておくこと。そうしなければディスプレイに文字が移らなかったりハングしたりする。
使い方
loadlin カーネルイメージ root=起動パーティション ro
で動作するはず。基本的には/etc/lilo.confと同じ書き方だ。
PCG-C1Rでは以下のようにかくと良いだろう。
loadlin vmlinuz0 root=/dev/hda6 append="ide2=0x180,0x386 apm=power-off mem=128M" ro
どこにLinuxをいれたかによってhda6の記述が変わる。またメモリを増設しなければmem=128Mも必要ない。
initrd.imgを作成しているのであれば、
loadlin vmlinuz0 root=/dev/hda6 append="ide2=0x180,0x386 apm=power-off mem=128M" initrd=initrd.img ro
とすることで読み込まれる。
毎回入力するのは面倒なので、「
linux.bat.txt
」の内容を「linux.bat」などとして動作させればよいだろう。