ハイバネーション

　ハイバネーションとは、サスペンド時にメモリ内容をハードディスクに保存してから電源を切ってくれ、電源を再投入時に、保存したメモリ内容をメモリに復元することで、サスペンド前の状態に戻すという機能。通常のサスペンドは電源消費は少ないとはいえ、いずれはバッテリー切れになってしまうが、ハイバネーション機能を使うことで完全に電源を落とすことができるのでバッテリー浪費が全くない状態に戻すことが可能である。
　メモリ内容をすべて保存するわけなので、メモリサイズ以上の容量をハードディスクに確保しなければならない点に注意。

SONY VAIOにはリカバリーCDni「phdisk.exe」が付随していて、これがハイバネーション領域を作るためのプログラムである。

phdisk /create /partition	ハイバネーション用のパーティションを作成。どのOSからも使えるが、既存OSを消さずに領域を確保するためには System Commander, Partition Manager等のソフトが必要になってくる。基本領域のみしか使用できない。
phdisk /create /file	作成したOS上でしか利用できない。つまりはWindowsでしか利用できないこととなる。
使用ソフト	Loadlin (既存のvmlinuz.img) System Commaner 2000

PCG-C1R
- とりあえず最大メモリである128MBにしてあるのでハイバネーション領域は128MB以上にする必要がある。System CommanderでWindows領域を2191MBから切りのいい2000MBに確保しなおす。これで191MB空いた。それからハーティションを増やすことでLinux上から見えるパーティションナンバーが変ったらまたCDブートしてLilo書き直さないと動作しなくなるので、順次既存パーティションを移動していく。そして最後の領域に191MBの空き領域がでるようにする。(基本領域に作成する必要あり)
- とかしたらやっぱりLilo吹っ飛びました。「LI」で止まるやつね。しょうがないなぁと思いながら、Vine Linux2.5インストールCDのrescueモードで起動するんだけど、私の場合にはWindowsのDOS領域からのLoadlinからもブートできるようにしていたので、これから起動して「/sbin/lilo」コマンドでLiloの再構築をすることで復旧できた。やっぱりLiloって怖いなぁ。(Slackware 8.0、Vine Linux 2.1はext3認識できんし。Vine Linux 2.5は標準でext3だからね。)
- Windows起動前にF8押してCommand Prompt Onlyモードにする。
- phdisk /create /partiotion
  とすると自動的にフォーマットやら領域確保が始まる。「136,080KB」の領域を確保したみたい。
  134,592K: ハイバネーション領域
  1K: リザーブ領域
  1387K: 不良ブロックが発生した場合の予備
- phdisk /delete /file
  とりあえず既存のファイルタイプのハイバネーションは入らなくなるので削除。
- この程度ではLiloは壊れないみたいね。ちゃんと起動した。ハイバネーション使えているかどうかチェック。PCG-C1Rの場合には、「Fn + Esc」が通常サスペンド、「Fn + F12」がハイバネーションだ。おおちゃんとディスクに書き込むメニューがでてきたね!!。さてっと電源を入れたら、、おおちゃんと動作してるしてる!!。
- 最後にまたLiloをつぶすことになるけれど、191MBもとった領域のうち136MBしかハイバネーション領域として使ったので残りは余ってしまう。これはもったいないのでLinux領域を増やしてやることにした。おっとSystem Commander君がうまくLilo領域も再構築してくれたみたい。