Tigerへのアップグレード

Valid CSS! Valid XHTML 1.1! 木谷 公哉(KITANI Kimiya)

アップグレード前の準備
当たり前ですが、Tiger未対応ソフトウェアがあるのであれば、対応版にしておくことです。システムに影響があるのは、「ATOK16」あたりかと思います。これはとりあえずアップデートしておきましょう。とはいえ、rootユーザさえ有効にしておけば大抵は乗り切れます。rootユーザは有効にしておきましょう。またNorton Anvirusなどシステムに影響のあるものはTiger対応でなければアンインストールしておきましょう。
バックアップすべき設定群(サーバシステム利用時)
  • 2005.06.29: httpd(初期化される)
    /etc/httpd/ フォルダをバックアップしておきましょう。
導入に際して
基本的にアップグレードでいいですが、X11を使う場合にはカスタマイズを選択して追加しておきましょう。後からインストールもできますから間違えて通常インストールしても問題ありません。導入後は、DVDに入っている「Xcode Tools」をインストールしておきましょう。開発ツール使わなくても、いくつかのフリーソフトウェアで必要になったりしますので。
導入後、初めてrootでログインした時の確認事項
  • ユーザフォルダを別パーティション+NetInfoを使わず/Usersをシンボリックリンクで切り替えている場合
    /Usersを削除するか移動して、ターミナルから
    # ln -s /Volumes/XXX/XXX /Users
    として再構築しておくこと。
  • Ctrl+Space(UNIX系の始点設定)がSpotlightのショートカットとバッティング
    システム環境設定のSpotlightを開き、
    Spotlightメニューのキーボードショートカットのキー変更 or チェックオフ
    すること。10.4.2から10.4.3にバージョンアップしたらこの設定が初期化されてしまった。再度設定する必要あり(2005.11.01)
  • ソフトウェアアップデートをすること
  • 必要であれば仮想メモリを最適化する。
変更すべき設定・そのままでは動作しないアプリケーション
日付 OSバージョン 項目 内容
2005.07.13 10.4.2 Desktop Manager 0.5.3 動作するようになりました! がんばってフィードバックしたかいがあったのか!? CodeTek VirtualDesktopが動作することがわかった。シェアウェアだけどX11にも対応しているのでよさげ。より高機能が必要な場合には、Codetekがいいでしょう。
2005.07.13 10.4.2 外部Windows日本語キーボードのキー配列が正しく認識されない。 キーボードの種類を「英語101,102キーボード」に設定しましょう。日本語JISなどにすると狂います。が、接続するたびに、あるいは起動するたびに再設定が必要です。早く直ってほしいものです。以前状況は変わりませんね。
2005.07.04 10.4.1 MissingSync+iSyncが正しく動作しない。 Tigerへアップグレードしたら、かならずiSyncを一度起動してください。そして指示にしたがって設定を行わないと、MissingSync時にエラーが表示されデータが更新されません。
2005.07.02 10.4.1 GyazMail+SpamSieveを使っている場合 システム環境設定のユニバーサルアクセスの「補助装置を使用可能にする」にチェックをいれとく。
2005.07.01 10.4.1 モニタの明度設定がおかしい? 私だけの環境かもしれませんが、サスペンドから復帰したときに、ときどき明度が1になってます。省エネに関係するんでしょうか。たとえばバッテリーが極めて少なくなると、自動的にそうなるとか・・・。わかりませんねぇ。
2005.06.30 10.4.1 ATOK16, 17 かならずTiger対応のバージョンにしましょう。ATOK16からことえりの英数に変更してもATOK16の操作パレットが消えませんね。バグでしょうか。まあ現状ではメモリリークとかなさそうですが。ATOK16の問題は、とりあえず一度システム環境設定の言語設定より、ATOKの選択を外して、再チェックすることで、修正できました。設定ファイルでも壊れていたんでしょうかね。
2005.06.29 10.4.1 CGIプログラムが動作しない。 セキュリティに配慮してか、デフォルトで動作しません。
/etc/httpd/httpd.confあるいは、.htaccessに下記を追加しましょう。
AddHandler cgi-script .cgi 
2005.06.25 10.4.1 PDF Browser Plugin Safariが標準でPDFを内蔵表示してくれる機能がついたので、必要なし。利用しているのであれば、削除するべし。
2005.06.25 10.4.1 ログイン入力が日本語になるのをなんとかしたい。 アカウント設定のログインオプションで、「ログインウィンドウに入力メニューを表示」にチェックをいれて、ログオフ。ログイン画面で入力ボックスでるので、英語以外全部「取り除く」を選択。
2005.06.25 10.4.1 X-Assist 7.0J 右端にメニューがでず、中央になってしまう。Pantherの時にも古いバージョンでは同様の現状があった。というわけで、バージョンアップするまで我慢するしかないでしょう。とおもっていたら、ちゃんと配置されるときとそうでないときがありますね。
2005.06.25 10.4.1 Toast 6 Titaniumを使うには 6.1以上のアップデートしましょう。
2005.06.25 10.4.1 拡張子別に割り当てたアプリケーションの再設定 Word, Excel, PowerPointは、アプリケーションを一度起動させれば自動的に修正してくれます。.txtあたりが特に開くアプリケーション変えている人たちがおおいでしょう。その場合には適宜修正しなおす必要があります。
2005.06.25 10.4.1 System Optimizer X 4.7.2 使っているならばTiger対応のバージョンにアップデートしておくこと。そういえばWindows Buffer CompressionがDisableにできないんだけど、OSの仕様かな?
2005.06.25 10.4.1 ロゴヴィスタ コリャ英和!一発翻訳 for Mac Ver 4.0 現時点では、Tigerで動作しません。この手のソフトは最新版しか対応しないですかねぇ。とりあえず私は2005にアップグレードすることに決めました。翻訳ソフトってどれがいいのでしょうねぇ。ネット接続しないで英文作成することもあるので、この手のソフトは必須アイテムなんですが。
動作を確認しているソフト
日付 項目 内容
2006.3.28JTerminal 1.2.0 使いやすい日本語ターミナルです。1.2.0をソースからビルドすると、どうも絶対パス指定されているようで、ビルドしたそのディレクトリ構成のまま使わなくてはなりません。さて1.1.4では止まったりすることがあったのですが、これはどうでしょうね。
2005.10.04Abiword 2.4.0 with equation editing fonts Wordのようなソフト。メニューにへんな記号が入るが、日本語化されている。さらにWordも開くことができる。かなり高速起動する点がメリットか?
2005.10.01ロゴビィスタ コリャ英和!一発翻訳 for Mac Ver 2005 (5.1.1) 起動時にメニューを出す機能がときどきエラーでたりや翻訳エディタなどが終了できなくなったりします。問い合わせを行ったら、再インストールしてくれとのこと。また試します。
2005.10.01Toast 5 Titanium 5.1.2 メーカー保証はないですが、ちゃんと動作します。
2005.9.24Microsoft Office 2004 Microsoftが動作することを保証しています。しかしWordで画面描写がおかしくなるとう不具合がありました。2005/9/21版のサービスパック2適応により、改善されました。(Microsoft AutoUpdateつかえば簡単)
2005.7.27Microsoft Office v.X ちゃんと動作します。PowerPoint起動時に自動更新プログラムが正しく動作しない旨のメッセージがでますが、無視すればよろし。
2005.6.27JTerminal 1.1.4 使いやすい日本語ターミナルです。ただし時々エラーでて止まります。iTermは遅くて使えませんし、困りましたね。
2005.6.26Virtual PC 6.1.1 Windows2000で動作OK.
2005.6.25サバノワ 家計簿ソフトです。
2005.6.25Mi 2.1.7.b3 Unicode対応メモ帳です。
2005.6.25SubEthaEdit 2.0.2 XML表記にも対応したエディタです。一部日本語ファイル名を開くことができないようです。まぁそういった場合には「Mi」を使ってますが。
2005.6.25英辞郎ビューワ 2.0 / EIJIRO Mini 1.2 英辞郎
その他のトラブル
2006.3.15 Microsoft Office 2004 10.2.2で画面描写がおかしい 数十ページにわたるワード文書をスクロールすると、画面描写がおかしくなるとう不具合がましになったとはいえ、やはりまだありました。2006/3/15版のサービスパック10.2.3適応により、さらにましになったような気がします。こればっかりは使い続けてみないと分かりませんからねぇ。(Microsoft AutoUpdateつかえば簡単)
2005.07.02 Finkのselfupdateできないよ! fink selfupdateをするときに、rsyncを選択するとPermission Deniedといってrsyncサーバへアクセスできない。cvsでない第3のやつをやるとうまくいった。
2005.07.02 Spotlight君はデフォルトで起動ボリュームのみを検索対象にしている 起動ボリューム以外を検索対象にするためには、一度除外リストにボリュームを入れて、そしてすぐに外すと、インデックスの再構築が開始されます。これで起動ボリューム以外に書類などをおいていても検索できるようになりますよん!ただし対象を増やすと索引作成におそろしく時間かかります。私の場合35時間。これって長すぎてまってられませんよねぇ。
2005.07.02 相変わらず動的仮想メモリの設置容量が小さい! パーティションを変更することで、高速化をねらうということもありますが、初期で70MB弱の仮想メモリがわんさかできるのはやめてほしい。最低でも512MB程度間隔の方が高速化するよう。1GBとかにすると、今度は仮想メモリ作るのに時間がかかってしまうというジレンマに陥る。とりあえず私の場合、物理メモリ1GBで、最大1.5GB程度の仮想メモリが作成されたことがある。起動時のスピードを犠牲にするのであればいっそ2GBぐらいの間隔にしたほうがいいのかもしれない。この設定方法で単純なのは下記の通り。
/etc/rcのバックアップを取る。
/sbin/dynamic_pager ${encryptwap}
  -F ${swapdir}/swapfile
を
/sbin/dynamic_pager ${encryptswap} 
  -H 268435456 -L 1073741824 -S 536870912
  -F ${swapdir}/swapfile
とすれば、512MB間隔となる。後はすべての数値を2倍すれば1GBとなるし、半分にすれば256MBとなる、と覚えておけばいい。
また${swapdir}/swapfileの${swapdir}を任意のパーティション名にしておけば、swapの場所も変更できる。
${encrytswap}はTigerの新機能で、システム環境設定のセキュリティの「安全な仮想メモリを使う」にチェックをいれることで、ここの値が-Eとなる。これは是非しておきたいところ。仮想メモリを盗まれることで、(仮想メモリは従来、端末の全ユーザがアクセス可能だったので)、メールやウェブその他で入力したパスワードの一時保管場所になっていたりするかもしれなかったためだ。
2005.07.01 イメージファイルの破損 Safariでブラウジングしている途中によくフリーズします。ちょうどそのときにGyazMailのスパースイメージファイルを開いていたのですが、再起動後が壊れてしまったらしく開くことができません。ちょうどTigerへバージョンアップするときに、イメージファイルをバックアップしたのが3日前だったので影響は軽微でしたが、もう怖くてイメージファイルを使うことができませんねぇ。やっぱり重要なデータは普通の保管することがいいんでしょうね。
面白いソフト集
2005.07.15 Google Maps Widget 1.4(E) 本日から「日本の」Googleマップを使うことができるということです。早速使ってみたら、、、おーばっちり使えますね。私の自宅住所を日本語で入れたら、ちゃんと表示してくれますねーーー。こりゃ便利です。
設定等
  • Spotlight検索対象の限定
    突き詰めれば、データだけが検索対象になればよいのであって、無駄なアプリやシステムファイルは検索対象外にしたいもの。そういった場合には、データパーティションを別途確保し、そこ以外はSpotLightの検索対象外にすればいい。
    	# mdutil -s /	(パーティションのSpotlight有効/無効のチェック)
    	# mdutil -i off / (パーティションのSpotlight無効にする)
    
    いろいろと、拡張機能(EUC-JPテキストファイル検索とか)している場合には、
    	# mdimport -r /Library/Spotlight/拡張ファイル名
    
    などで個別にインデックスの再生成ができる。インデックス対象が限定できるのであれば
    	# mdutil -E /
    
    とかして、インデックスの再生成をすると効率よくインデックスが生成されるとは思う