トラブルシューティング for MacOS 10.2 / 10.3 / 10.4 / 10.5


No. 1 ソフトウェア・アップデートがroot以外で出来なくなった
対処方法 [/Library/Cache/com.apple.SoftwareUpdate]に書き込み権限がないため。
具体的な対処方法 通常管理者ユーザのグループであるadminに対して書き込み権限を設定しておけばよいでしょう。
# chgrp -R admin /Library/Cache
# chmod -R 775 /Library/Cache

No. 2 NetInfoがroot以外利用できなくなった(コマンドラインからの利用でBus Errorになる
対処方法 [/Applications/Utilities/NetInfo\ Manager.app/Contents/MacOS/NetInfo\ Manager]のオーナーにスーパービットがついているため
具体的な対処方法 スーパービットを外せばよい。 # chmod u-s /Applications/Utilities/NetInfo\ Manager.app/Contents/MacOS/NetInfo\ Manager

No. 3 jmanを実行したらBus errorになるユーザがいる
対処方法 環境変数[DYLD_INSERT_LIBRARIES]に/usr/local/lib/libnje.dylibが設定されているため。
具体的な対処方法 DYLD_INSERT_LIBRARIESの設定を一度外してみる。 # unsetenv DYLD_INSERT_LIBRARIES
これでうまくいけば、常駐的に使わないようにしたほうがいいでしょう。

No. 4 MacOS 10.2から10.3にアップグレードした場合に、Windowsファイル共有でユーザ認証できない
対処方法 /etc/smb.confの設定を手動で変更している場合には、「ここ」を参考にSamba v3用の設定にしなければならない。
具体的な対処方法 DYLD_INSERT_LIBRARIESの設定を一度外してみる。 # unsetenv DYLD_INSERT_LIBRARIES
これでうまくいけば、常駐的に使わないようにしたほうがいいでしょう。

No. 5 ImageMagickのconvertコマンドで、「~/.magick/magick.mgkがない」といって正しく処理できない。
対処方法 magick.mgkなどの設定ファイルは、バイナリでインストールした場合、/usr/local/lib/ImageMagick-version/に存在する。しかしながらこの場所が理解できないためにエラーが出てしまっている。この場所を環境変数「MAGICK_HOME」を/usr/localに設定すればよい。
具体的な対処方法 tcshを利用している場合には、~/.tcshrcに、
setenv MAGICK_HOME /usr/local
を追加すればよい。

No. 6 Norton Utility 8.0 for Macintoshのブート時におけるDisk Doctor検査にて、HFS/HFS+からUFSフォーマットしたパーティションへのシンボリックリンクが消されてしまう。
対処方法 Norton Utility 8.0 for Macintoshでブートした場合にはUFSファイルシステムが見えないことを判断材料に消されてしまうため、毎回作り直すか、修正されるのを待つしかない。
具体的な対処方法 8.0.2では直ってますね。特になし。UFSファイルシステムを利用するということは、UNIXシステムにおける玄人と判断できるため、なんとでも対処のしようがあるはず。ただしこのトラブルのことをうっかり忘れていると、気づくまで思わぬ時間がかかる可能性がある。

No. 7 Adobe Acrobat 6.0/6.0.1 Professional (Standard?)においてOfficeコンポーネントが正しく動作しない。(Wordは反応なし、Excel, PowerPointではVBAエラーが発生!(Excelでのエラー図: トラブル原因のOffice環境フォルダ(sit圧縮))
対処方法 個人ライブラリ内のPreferencesフォルダ内のMicrosoftフォルダを削除する。こうすることでOfficeは再度コンポーネントを再構築してくれる。
具体的な対処方法 特になし。しいてCUIからの対処を行ってもいいが、間違って削除しないよう気をつけること。
  % cd $HOME/Library/Preferences
  % ls -d Microsoft
  Microsoft
  と出てくることを確認して。
  % mv Microsoft ~/Desktop
なんかしてとりあえずデスクトップに環境設定ファイル群を移動させておけばいいでしょう。

と思っていたら環境設定ファイルを読み直した最初のみ動作するが、次回からまた同様のエラーがでる。

Office 2004 for MacOSX ではエラーでませんね。(体験版でテスト)


No. 8 ステッキーズで新規メモ作っても入力ボックスが消えてしまう。
対処方法 環境設定ファイルが壊れていることが原因。ステッキーズを終了後、そのファイルを削除し再度ステッキーズを起動しなおせばよい。
具体的な対処方法 特になし。しいてCUIからの対処を行ってもいいが、間違って削除しないよう気をつけること。
  % cd $HOME/Library/Preferences
  % rm com.apple.Stickies.plist

No. 9 Safariのアドレスバー内でATOK15の日本語入力中にDeleteキーを押すとSafariが異常終了する。
対処方法 Safari 1.2 (v125) になってこの問題は少しましになったがやはり再現性のある現象だ
具体的な対処方法 特になし。素早い入力と削除を繰り返した場合に起こる現象。Safari以外にはiTermでも頻繁におこるなぁ

ATOK 16 for MacOSXでは問題がおこらない。ということは,ATOK 15をPantherで使うときのみに起こる問題か。。。


No. 10 Norton Antivirus 9 (Norton Internet Security 3)の導入後,Auto-Protectは有効になるが,設定ができない(MacOS 10.3: Panther)
対処方法 Symantecのサポート頁によると,9.0.1がLiveUpdateにて公開されているため,LiveUpdateをすべしとのこと。ただし二度おこなうこと。すなわち二度再起動が必要ということだ。
具体的な対処方法 特になし。

No. 11 Norton Firewall 3 (Norton Internet Security 3)の導入後,MacOS 10.3でファーストユーザスイッチでユーザの切り替えができない。
対処方法 Symantecのサポート頁によると,LiveUpdateを実行して製品を3.0.2にバージョンアップすればよいとのこと。
具体的な対処方法 特になし。

No. 12 スワップ領域、ユーザ領域を別パーティションに移行したい
対処方法 MacOS10.2まではSwap Copというソフトを使えば簡単に変更できたが,MacOS 10.3は未対応のようで正しく変更してくれない。というわけでコマンドラインからしたほうがいいでしょう。ただしミスをすると起動しなくなるような危険性があるので注意が必要だ。もし起動しなくなればCDブート起動かセーフモードでの起動を試すこと。
具体的な対処方法 頻繁に書き込まれるユーザ領域(/Users)を別パーティションに移行することで、フラグメンテーションを押さえ、OS再インストール時にもデータを失わずにすむかも知れない。
  1. Terminalを起動
  2. # ditto -V -rsrcFork /Users /Volumes/DATA/Users
  3. # mv /Users /Users.org
  4. # ln -s /Volumes/DATA/Users /Users
これは、DATAドライブのUsersフォルダをユーザ領域とする設定。なお#は、rootを有効にして、rootでログインしていることを前提とする。

次にスワップ領域だが、/Volumes/DATA/.vm以下に移すと仮定する。
/etc/rc --> ディスクマウント --> /System/Library/StartupItems/*
	
と実行されることを覚えておいて、通常/etc/rc内に直接swapを描く場所がある。別ドライブや別パーティションのマウント前に実行されるために、直接別の領域を指定しても失敗するだけだ。Webによくのっているのは、強制マウントをしてからswapdirを変更するやり方だが、あまりスマートでないような気がする。ここでは、/etc/hostconfigを利用して、StartupItems実行時にスワップを生成するように書き換える手法を使うことにした。ただし、この場合そこまでに実メモリを使い切らないことが前提となる。
/etc/rcファイル


--------------------
swapdir="${VIRTUALMEMORY:=/private/var/vm}"

if [ "${swapdir}" = "/private/var/vm" ]; then


if [ "${netboot}" = "1" ]; then
    sh /etc/rc.netboot setup_vm ${swapdir}
fi

# Make sure the swapfile exists
if [ ! -d ${swapdir} ]; then
    echo "Creating default swap directory"
    mount -uw /
    mkdir -p -m 755 ${swapdir}
    chown root:wheel ${swapdir}
else
    rm -rf ${swapdir}/swap*
fi

dynamic_pager -F ${swapdir}/swapfile


else
  echo "Changing virtual memory to non-startup partition."
fi
# the end of virtual memory


appprofiledir=/private/var/vm/app_profile

if [ ! -d ${appprofiledir} ]; then
--------------------
赤の部分を追加、訂正することとなる。
/etc/hostconfigにVIRTUALMEMORYがあれば、それをswapdir変数に入れ込みなければ、/private/var/vmにする。
/private/var/vmならば、従来通りの設定を行い、VIRTUALMEMORYが設定されていればここでは何も設定しない。
さて、次に/System/Library/StartupItems/VirtualMemory/VirtualMemoryをテキストエディタで編集する。
変更点のみ下記に記す。
ConsoleMessage "Custom Starting virtual memory"

dynamic_pager -H 268435456 -L 1073741824 -S 536870912 \
	-F "${swapdir}"/swapfile
えっと-Sに描かれたものがスワップの容量。デフォルトは80MB。でもはっきり言って少ないので、Photoshopとかつかうと10以上できてしまう。そのため512MBにしておいた。大きくしておけば頻繁にスワップを生成することがなくなるのでパフォーマンスがあがるかもしれない。

VirtualMemory全文

/System/Library/StartupItems/VirtualMemoryフォルダ(tar.gz圧縮)

/etc/hostconfig内には、どこかの行頭に「VIRTUALMEMORY="/Volumes/DATA/.vm"」を入れておく。

% ls -lg /Volumes/DATA/.vm
合計 524288
-rw------T    1 root     wheel    536870912 Dec 10 23:26 swapfile0
なかんじ。
 とりあえずrootでログインし,ターミナルを起動
 その後,もっと簡単で間違いのない方法がわかったので訂正。
/etc/hostconfigに次の一行を追加し再起動するだけ。
VIRTUALMEMORY="/Volumes/DATA/.vm"
で自動でディレクトリもSwapも生成される。後は/private/var/vmを削除し  念のため,
# ln -s /private/var/vm /Volumes/DATA/.vm
 とでもしておけばいいでしょう。
# cp -rp /var/vm /Volumes/DATA/.vm
# mv /var/vm /var/vm2; ln -s /Volumes/DATA/.vm /var/vm
   /private/var --> /var となっており,/privateが不可視属性となっている。が他のパーティションは明示的に不可視属性をつけないければ操作ミスで消してしまう可能性がある。とはいえ不可視属性つけるのは面倒。ならば隠し属性ぐらいはつけておこうということ。UNIX系では先頭に「.(ドット)」をつけると隠し属性となりFINDER等から見えなくなる。
   再起動。で/Volumes/DATA/.vm/swapfile* の更新日付をみる。問題なければ
# rm -rf /var/vm2
同様の手が,ユーザディレクトリも別パーティションに移動できる。 ふつうにFinderからコピー後,
# ln -s /Volumes/DATA/Users /
などのようにすればよい。あるいは、

No. 13 scpを使うと,[protocol error: unexpected <newline>]というエラーがでて利用できなくなった。
対処方法 シェルの環境変数をまずは疑え!ということ。私の場合には,.tcshrcの最後にdmesgを入れてログインするたびにシステムのチェックができるようにしたのだが。これがいけなかった。
具体的な対処方法 .tcshrcからdmesgの行をコメントした。

No. 14 起動パーティションのディスク容量が0KBと表示されるが,見えているファイルを合計したら2GBほどあいているのだが?
対処方法 起動パーティションには特にシステムが利用する隠し属性もしくは不可視属性のついたファイルが存在し,通常はFINDERから閲覧できない。ターミナルで/private 領域がその最たるもの。私もはまったのだけれど,/private/var/tmp (一時記憶場所)が2GB近くにふくらんでいた(# du -k /private/var/tmp で何KBかがわかる)ことが原因だった。2GBほどあいていたのに,2日程度でそれが特にソフトやデータを追加していないのに増えるということは,ログが爆発的に増えるような何かがない限り(仮想メモリが爆発的に増えているのかもしれないが),通常利用ではありえないことだといえる。
具体的な対処方法 /private/var/tmp/ 内のディレクトリ,ファイルを全部消して,念のため再起動。
# rm -rf /private/var/tmp/* (ディレクトリをゴミ箱に入れずさっくり消すので注意が必要)
(誤操作するとあっさりシステム壊れるので注意が必要)

No. 15 いつのまにか場所を変更してもDNS解決ができなくなっている。
対処方法 DNS関連パッケージを入れたのか,はたまた/etc/resolv.confを消してしまったのか,いずれにしてもMacOSXでは /var/run/resolv.confが場所によって変動する仕組みとなっている。デフォルトでは /etc/resolv.confは上記へのシンボリックリンクとなっているため,固定IPアドレスによるサーバなんかにせずモバイルとして活用するのであれば,シンボリックリンクをしなおしたほうがいいでしょう。
具体的な対処方法 # rm /etc/resolv.conf # ln -s /var/run/resolv.conf /etc/resolv.conf

No. 16 Microsoft Office 2004 for MacにSP1(10.1.0)を適応したら、Excel終了時に「非表示モジュール AutoExec 内ででコンパイル エラーが発生しました。」と出る。
対処方法 Adobe Acrobat 6.0.3がでました(2004.12.14)。これを適応すると問題が解決しました!
早速フィードバックすると、すぐにAdobe Acrobat 6.0.2を導入している環境で、PDFモジュールを組み込んだ場合に発生するという回答がのってますね。現在は調査中ということらしいです。
具体的な対処方法 Adobe Acrobat 6.0.3へアップデートすること。
PDFMaker.xlaを探し出して削除するんだが、結局Adobe Acrobat起動したら強制コピーするんだけど。まぁとりあえずの暫定処置だし、このエラーでても気持ち悪いだけなんだから無視するのも一つの手だね。

No. 17 Internet Explorer 5.2.3 for MacOSXで、31文字超えるファイルをダウンロードするとファイル名が31文字に削られてしまう。
対処方法 もうファイナルリリース版なんで、この件について問い合わせるのも面倒なのでやめるが、たぶんIEが取り扱えるファイルの長さ制限のせいだと推測される。そのためダウンロードしてから、ファイル名を変更するしかなさそうな感じだ。さっさと、タブブラウザ対応の他のブラウザに移行するという手もある。

No. 18 ログイン画面からログインすると、Finderが途中でハングする(ディスクがマウントされないが、通常終了等はできる)
対処方法 ログインシェルに重大なトラブルが生じている可能性がある。rootでのログイン時にも同様の症状がでる場合には、ブートブロックの破損が考えられる。その場合にはCDブートして修復をかけるしかないだろう。Norton Utility 8があるならば、そのCDブートでDisk Doctorをかければ修復できる。私の場合には、ブートブロックの破損によるシェルの場所が分からなくなったというエラーだった。

No. 19 MacOS 10.3.9上のNorton Antivirus 9.0.3(9.0.x)に付随するLiveUpdate 3.0.2以下のバージョンでは、ウィルス定義を更新できない。
対処方法 2005.5.4 にLiveUpdate 3.0.3がLiveUpdate経由でアップデートされています。したがってLiveUpdateを手動実行してください。その際、ウィルス定義ファイルの更新はしないほうが時間を節約できるでしょう。更新エラーがでてもLiveUpdate自身の更新はできてます。更新が終われば念のため再起動することが望ましいですが、LiveUpdateを一度終了し、再起動せずにそのまま再度LiveUpdateを立ち上げ、手動でLiveUpdateを行いウィルス定義を最新にしておくということも可能なようです。なお3.0.2でシステム環境設定のネットワークに設定しているプロキシを見てくれるようになりました。Tigerへの対応は不明。ちかいうちにTigerへアップグレードするつもりなので、また報告します。

No. 20 MacOSX上のNorton Antivirus 9.0.1(Business版では入手可能な最新)のインストール時に導入されるLiveUpdate3.0.1でLiveUpdateすると「更新エラー」といって更新できない。
対処方法 原因は明瞭。LiveUpdate 3.0.1まではシステム環境設定のネットワークのプロキシ設定が使えない。大抵の組織ではプロキシ経由でないとHTTP, FTP接続が外部とできない問題によって、更新できない。LiveUpdate 3.0.2以上からは対応したということだが、さて、LiveUpdate 3.0.2へのアップグレードは、LiveUpdateを使えと書いている。だけどそれができないで困っているのに。ネットからのLiveUpdateアップデート版はWindows版しかないので、現在問い合わせ中。

→問い合わせたところ、Norton Antivirus 9.0.1/LiveUpdate 3.0.1以上のバージョンでのパッケージは存在せず、現時点でも作る予定はない。したがってプロキシを利用せず、ダイレクトでHTTPポートへアクセス可能なネットワーク上で一度LiveUpdateを行い、LiveUpdate自身を3.0.2以上にバージョンアップすることらしい。また、LiveUpdateの手動設定変更にて、FTP経由でアップデート可能にして試してほしいとのこと。その方法は試した後、うまくいけば別途掲載する。


No. 21 Adobe Acrobat 6.0.4とMicrosoft Office 2004 for Mac SP2 (10.2)という組み合わせにおいて、Excel終了時にNo.16とおなじエラーがでる。
対処方法 Adobeの方で対応してもらうしかない。

No. 22 FireWire 800Mbpsを利用した場合、動画互換が著しく低下する。
対処方法 FireWire 400Mbpsを使う。PCMCIAあるいは拡張ボードを使えばよい。PowerBook 15インチ以上であればPCMCIAカード経由でいけるはずだ。具体的には、。FW800経由でデジタルビデオカメラを接続しても認識しない(FW400経由だと認識する)。FW800な外付けHDD上に保管した動画を編集すると、まともに動作しない等。

No. 23 あるユーザのデータを別パーティションに移行したい
対処方法 MacOS10.4であればrsyncが使える。それ以前はdittoを使えばいいでしょう。どっちを使ってもあまり大差ないが、MacOS 10.4とそれ以前ではdittoのオプションが異なる
操作 アプリケーションのユーティリティ内にあるターミナルを開く。なおNetInfoを使ってrootユーザを有効にしておくこと。さてrootになって、仮にkitaniユーザをDATAパーティションに移動する場合
 % su
 # rsync -avE /Users/kitani /Volumes/DATA/Users/kitani (10.4専用)
dittoを使うなら (10.3)
 # ditto -V -rsrcFork /Users/kitani /Volumes/DATA/Users/kitani
なおSilverKeeperを使ってもよい。
それから、ユーティリティあるNetInfoを開いて、Users内のkitaniの項目でDirectoryが/Users/kitaniになっているのを、/Volumes/DATA/Users/kitaniへ変更する。そして一度ログオフしてログインし直すだけだ。失敗してもrootユーザでログインして元に戻せばよいので、rootユーザかあるいは別の管理者権限をもつユーザは必須となる。

No. 24 GyazMail 1.3.8でウィンドウが画面外に設定され出てこない
対処方法 最大化すると出てくるので、設定ファイルのウィンドウ情報がおかしくなっている。これを訂正すればよい。
操作 ユーザホームディレクトリ内のLibraryのPreferences内の jp.gyazsquare.GyazMail.plist を開く。コマンドから開く場合には、ターミナルを立ち上げて
% open ~/Library/Preferences/jp.gyazsquare.GyazMail.plist 
Root内のNSWindow Frame MainWindowを変更すればよい。
私がトラぶったときには、
1240 -623 923 645 0 0 1280 1002
となっていた。これを
0 0 923 645 0 0 1280 1002
とすればよい。最初を0,0とかにすれば出てくるでしょう。たぶん

No. 25 特定パーティションをSpotlight対象外にしたい。
対処方法 mdutilコマンドで一時停止した上(再起動するまで有効)、永久的にインデックスを作らないようにしなければならない。特に外部メディアも対象になるケースがあるのでそういった場合に使える。外部メディアがなかなか取り出せないのはインデックスつくるのにシステムがアクセスしている場合が多い。またユーザディレクトリを別パーティションにしている場合、そのパーティション以外をすべてSpotlightの対象外にすることで要らない情報が検索されないようにもできる。
操作 ユーティリティ内にあるターミナルを起動する。
% sudo mdutil -i off /Volumes/パーティション名
% cd /Volumes/パーティション名
% sudo rm -rf .Spotlight-V100
% sudo touch .metadata_never_index 
とする。rm -rfをするときには注意すること。フォルダまるごと消えるため、間違ったフォルダ指定したら全部消えてしまいます。
その他には、ルールをダイレクトに作ったりもできるみたいです。
[参考URL]

No. 26 Office2008 (12.1.0)がよく落ちる (Tiger/Leopard)
対処方法 設定ファイルの初期化、Office再インストールやメンテナンスツールの利用など、おそらく全てが徒労におわるトラブル。結果論的に、Microsoft Office 2008が導入したフォント(/Library/Fonts/Microsoft フォルダ内のフォント)がエラーを起こしている模様。
このフォルダをデスクトップにでも移動させると、症状が収まるので。おそらくはArial等フォントの重複などが原因と思われる。全部外すとMS明朝など使えなくなる問題があるので、Linotype FontExplorer Xというフォント管理ソフトを利用して実験してみた。このソフトは素晴らしい!
起動していくつかの質問に答えた後、出てきた画面で「Group font familes」のチェックを外す。それから、Formatのメニューバーを押して、Formatでソートする。
それからTrueTypeのフォントを見て、重複があればいずれかを外す。もしMacOSX9を使っている(かつて使っていて残っている)場合、フォントアイコンがグレーになる。重複しているならグレーの方のチェックを外すといいでしょう。
そして次にOpenTypeのFormatを見ます。チェックが外れているものがあれば付けましょう。メッセージがでたら、Deactivate ..を選びましょう。これはTrue TypeとOpen Typeで同じフォントがあった場合等に出てくる。優先すべきはOpenTypeの方。
これで問題が収まるはず。なおLeopardのケースではそれ以前に、
True Typeフォントのどれかがおかしくなったのか、数がおおいのかで印刷プレビューが非常に遅いトラブル「印刷する画面が異常に重い(2008.4.8) 」もあるので合わせて参考にしてほしい。

No. 27 「ネットワーク設定はほかのアプリケーションによって変更されました」が出たら(2009.08.10)
対処方法
  1. 画面左上のリンゴマークを押し、「システム環境設定」を選びます。
  2. 「セキュリティ」をクリックします。
  3. 「システム環境設定の各パネルをロック解除するときにパスワードを要求」にチェックを入れる

※以後、設定をするためには、従来利用されているパスワードが必要です。
設定する場合には出てきた画面の左下にある鍵マークをクリックして鍵を解除してから設定するというプロセスが入ります

理由

新しいセキュリティ脆弱性修復の中に、システムのコア部分となる設定を変更した場合、その設定を保存しているファイルの「アクセス権限」をチェックするようです。基本的にアクセス権限はrootといわれる最高権限をもつシステム独自のユーザとなっており、管理者ユーザはsudoという機能を利用して、そのファイルにアクセスできるようにする構造になっています。

今回は、管理者ユーザ権限でrootユーザのファイルにアクセスするといままではOKだったが、脆弱性修正後は拒否されるようになったということに起因します。この対応をするためには、システムコア部分の設定をする場合には、かならずsudoという機能を利用するように設定することです。それが今回示した方法です。