Snow Leopardにアップグレード

木谷 公哉(KITANI Kimiya)

履歴
  • 2010.04.02 外付けキーボードは3日ほど放置(自然乾燥)すると直りました!しかし今度はコーヒーをこぼしてしまい、さすがに壊れてしまいました・・・。今度はnキーのみ反応しなくなったのです。現在新しいのを発注中。来週には届くのではないかと。
    Google日本語入力はかなり使えますね。ATOK2009を使っていましたかが、こちらに切り替えてしまいました。
  • 2010.01.29 外付けキーボードに熱湯のお茶をこぼしてCaps Lockキーが破損。HもHJと出る!
  • 2009.09.04 Leopardで動作しなくなった「ラベル屋さんHOME」が動いてる!?
  • 2009.08.31 Snow Leopardにupdate.
アップグレード
  1. (バックアップ)Time Machineでフルバックアップしたのち、SilverKeeper 2.0でデータのコピーを行った
  2. (アップグレード)カスタマイズで、Rosettaを入れておく。
  3. (追加導入)Xcode 3.2とiPhone SDK 3.0 for Snow Leopardを導入。
  4. ATOK2007を削除(動作しない)し、ATOK2009をインストール
  5. Toast 10の導入
  6. EPSONインクジェットプリンタドライバの導入

が大まかな更新ポイントか。 Xmark for SafariやATOK2007, MenuMeters 1.3(1.4b1で対応. 2009.09.02), Mixi Dockが動かなくなったが、それ以外は基本的に動作している。
特殊設定
  1. PlugSuitが大暴れ
    対応方法:http://blog.goo.ne.jp/impreza98/e/9a26d7db52d4f0aab17c07882b3541bf
    それだけではなくて、下記も削除しておくこと。
    Library/LaunchAgents/net.infinite-labs から始まるファイル。
  2. カーネルを64bitモードで起動するためには(方法1:一時的に有効にする)
    6と4を押しながら起動。ただし制限がかかっているのである程度新しいマシンしか有効にできない
  3. カーネルを64bitモードで起動するためには(方法2:恒久設定)    /Library/Preferences/SystemConfiguration/com.apple.Boot.plistの Kernel Flagsに値に「arch=x86_64」を加える。つまり下記のコマンドを使う
    sudo systemsetup -setkernelbootarchitecture x86_64
    
    戻すときにはsudo systemsetup -setkernelbootarchitecture i386となる
  4. カーネルを64bitモードで起動するためには(方法3:ソフトを使う) 32- or 64-bit Kernel Startup Mode Selectorを使えば簡単。このツールでSupportedに×がついているとたとえEFIが64bit対応でも制限かかっているので32bitモードで動してしまう。とりあえず最新バージョンを使いましょう。2010.11.27現在では1.5.0が出ています。1.3.xでは最新のMacに対応していない問題もあるからです。
  5. カーネルがどのようなモードで起動しているのかの確認方法(32bit動作の場合)
    1. アップルメニューのこのMacについての詳しい情報を開き、ソフトウェアの「64ビットカーネルと拡張機能」が「いいえ」になっている
    2. アプリケーションのユーティリティフォルダ内にあるアクティビティモニタを起動し、 表示から「種類」をチェックいれて、kernel_taskが64bitと表示されていない。
  6. GIDの追加
    dscl . -create /Groups/UNIXグループ名  PrimaryGroupID GID
       	    dscl . -append /Groups/UNIXグループ名 GroupMembership 追加したいユーザ名
       	    dscl . -read /Groups/UNIXグループ名
  7. EPSON Easy PhotoPrintがエラーでる(解決)
    ソフトウェアアップデートによるEPSONドライバ2.1で解決したようだ(2009.10.09)
  8. Adobe Acrobat 9.1.3 ProでSave to PDFがエラーでる(解決)
    9.2にアップデートしたら解決(2009.10.14)
  9. スワップの抑制 (2009.12.15)
    スワップの抑制を参照に設定すると抑制されるらしい。でもdynamic_pagerは動いていて、すくなくてもswapfile0は出来てしまう。
  10. スワップの停止(仮想メモリの停止) (2009.12.15)
    ようは、dynamic_pagerを起動時にロードしないようにすればいい。
    sudo launchctl unload -w /System/Library/LaunchDaemons/com.apple.dynamic_pager.plist
    そして、アクティブモニターなどで、dynamic_pagerが起動しなくなったことを確認して、
    sudo rm /var/vm/swapfile*
    
    とでもしてスワップファイルを消しておけばいいでしょう。あるいは再起動でもよし。
    もとにもどすためには
    sudo launchctl load -w /System/Library/LaunchDaemons/com.apple.dynamic_pager.plist
    とすればよい。
  11. Caps Lockキーを無効にする方法
    水筒に入れた熱湯を外付けAppleキーボードに落としてしまいました。もうその量は半端じゃないです。キーを押すと、熱湯が吹き出るぐらい。とりあえずキーボードを見た目では拭き、一日自然乾燥。すると、Caps Lockキーが永久点灯するように。これじゃー使えないと思いましたが、Caps Lockキーは無効にできるんですね。
    システム環境設定のキーボードの「修飾キー」ボタンを押します。そして、キーボード選択で、「Apple Keyboard」を選択し、Caps Lockの設定を「アクションなし」します。
    やったーと思いましたが、hが「hj」、かなが「かな+Page down」と反応するじゃないですか。使えーん!またしばらく自然乾燥してみることにします。
  12. 英辞郎辞書を辞書.appで使う
    まずは、「Leopardの「辞書」アプリで「英辞郎」を使う」を参考にするのですが、そのままするとエラーが出ることがあります。2010.02.28現在、「英辞郎+略辞郎」で成功した事例を紹介します。
    シェルがtcshの場合を想定。
    unlimit stacksize
    
    としてスタックサイズを一時的に大きくしましょう。これでスタックサイズが8MBバイトからから64MBバイトまで拡張されるので、変数の格納サイズが大幅に増えます。結果としてSegmentation Faultがおきにくくなります。
    注意点:Finkなどを使っている場合には、/sw/bin/cpはリネームしましょう。-Xオプションがないとエラー出てしまいます。
    和辞郎は、
    time ruby eiji_conv.rb < WAEI-118.TXT > Waei.txt
    MyInfo.plistの英辞郎を和辞郎に名称変更(エディタはCotEditor、Mi、CarbonEmacsなどを使えばいいでしょう)
    time make
    make install
    
    timeを頭につけると実行時間が表示されます。makeは恐ろしく時間がかかります。英辞郎はたしかに1日以上かかりました・・・。
    なおまだ試してませんが、英辞郎+略辞郎+和辞郎も可能でしょう。いちおう方法を書いておきます。
    それぞれの辞書のテキストファイルをproject_templatesにおいておいて、
    ruby -Ks ryaku_conv.rb , RYAKU-118.TXT > Ryaku.txt
    ruby -Ks cat.rb EIJI-118.TXT Ryaku.txt WAEI-118.TXT > Eiji-Ryaku-WAEI.txt
    time ruby eiji_conv.rb < Eiji-Ryaku-WAEI.txt > MyDictionary.xml
    (大体 MacBookPro 15inch 2.8GHz 6GBメモリで、2時間ちょっと
     6GBメモリも食いつぶすので、仮想メモリをOFFなど特殊設定をしていてたら解除すること)
    unlimit stacksize
    time make
    (大体1日ぐらい。こちらはメモリはあまり使わない)
    make install
    
    しかしまぁ、indexエラーで止まってしまいますね。和辞郎のほうは。 2010.02.29現在、和辞郎+例辞郎(v118)のmake失敗。
    add_body_record[19108:903] *** Terminating app due to uncaught exception 'NSRangeException', reason: '*** -[NSCFArray objectAtIndex:]: index (1) beyond bounds (1)'
    unlimit stacksize
    ruby -Ks cat.rb WAEI-118.TXT REIJI-118.TXT > WAEI-Reiji.txt
    time ruby eiji_conv.rb < WAEI-Reiji.txt > MyDictionary.xml
    (9時間もかかりました。WAEI-Reiji.txtは279.9MB、MyDictionary.xmlは1.01GB)
    (Eijiro+Ryakuの場合は、152.4MBで2時間台でおわったんですけどね)
    time make(午前8時4分より実施中)
    これは失敗。和辞郎だけでも失敗。
    Terminating app due to uncaught exception 'NSRangeException', reason: '*** -[NSCFArray objectAtIndex:]: index (1) beyond bounds (1)'
    
    とAdding body data.で止まってしまう。
    
    
    最後に、MacOS10.5 (Leopard)のDictionary Development Kitに置き換えてmakeしてみるもおなじ。これはstacksizeはあんまり関係ないんでしょうかねぇ。 Makefileの「DICT_BUILD_OPTS」に-s 0や-v 10.6等をいれるも効果無し。
アプリのトラブル
  1. MailPlaneやSafariでGmailを読むとソフトでフォントが汚くなる (2009.11.05)
    Gmail用のシェアウェア。FontBookを起動して、Arial Unicode MSを停止すると解決
  2. Google Chrome 5.0 beta上で、XmarksとGoogleブックマーク同期は同時に使っては駄目(2010.02.13)
    Xmarksの方が同期エラーになります。もしそうなったら、Googleブックマーク同期を停止し、Google Chromeを再起動することで回復するようです。