HDD換装 in MacOSX
Valid CSS! Valid XHTML 1.1! 木谷 公哉(KITANI Kimiya)

準備したもの
HDD交換した機器情報
機種 From: PowerBook G4 15" with Giga Ethernet
To: PowerBook G4 15" FW800 (with USB2.0)
CPU 1GHz --> 1.6GHz
Memory 512MB + 512MB (Total 1GB)
OS MacOS 10.4.3 + MacOS 9.2.2 --> MacOS10.4.3
CD-ROM DVD+-RW DL
HDD HITACHI HTS541010G9AT00: 100GB

HDD交換に用いたもの
HDD 同一
HDDケース Century ZiPANG IEEE1394 + USB2.0 (CZC25FU2/KIT)
ソフトウェア - Disk Utility (ディスクユーティリティ)
- Carbon Copy Cloner 2.2
- rsync (Tiger用) - iPartition (既存パーティション変更ツール) - DATA RESCUE X 10.4.3 J (データ復旧ツール)
備考
一言
この機器の換装は、第6弾で交換したものがわずか5ヶ月で不良セクタ大量発生によって特にデータ領域がボリューム的に破損してしまったためである。今回の特徴は、既存パーティション変更ツールおよび不良セクタ大量発生によるボリューム構造破損復旧ツールを使ったことであり、これであきらめかけた復旧もそれなりに使えるようになるでしょう。また今回は旧パソコンのハードディスクを新パソコンにそのまま接続して使えるかも実験している。結果としてそのまま使えることが分かった。もちろんTigerにはデータ移行という機能があるので、ユーザ領域だけはFirewireやネットワーク経由で移行できる。
ミラー手法
  1. システム領域とアプリケーション領域は、Carbon Copy Cloner 2.2でクローンコピーを行う。
  2. データ領域は、1)1ヶ月まえのフルバックアップデータ、2)重要なデータのみDATA RESCUEにてファイルやフォルダ単位で復旧、3)故障期間中に変更したデータ を排他的に統合するため、リソースフォークを扱えるようになったTigerのRsyncを使うことにした。
    例)
    # /usr/bin/rsync -avE /Volumes/DATA_BACKUP/ /Volumes/DATA/
    なお、重要なデータとは、メールデータとウェブデータと写真データである。
あとがき
今回は、新しい機種がUSB2.0に対応していることが迅速なデータ復旧に役立った。また問題点として、Carbon Copy Cloner, rsyncは隠しファイルまでコピーしてくれるが、常日頃のバックアップで使っていた、Sync! Sync! Sync! LEは隠しファイルのコピーをしない点である。このためウェブの.htaccessやユーザホーム以下のUNIX的設定ファイルの復旧を、壊れたディスクから拾い上げるしかなかった点である。そのため今後のバックアップは、1)システムはCarbon Copy Clonerを使う、2)データはrsyncによる差分コピーにする。という方針に切り替えた。

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