- HDDケースに新HDDを入れて、USB経由(Firewire接続にすると何故か137GBとして認識する。パーティションを分けてしまえばFirewire接続でも問題ない)で接続する。
- MacOSX のApplication/Utilities/Disk Utilityを起動して、パーティションを作ろう。
- 私の現状のお勧めは、パーティション分割をすることです。最低限システム領域とデータ領域を分けることで、OSの再インストールをするためにHDDをフォーマットしてもデータには影響がないでしょう。もしX-Code(旧Developers Tool)を入れてUNIXな環境を使う場合には,大文字,小文字を理解できないHFS/HFS+ファイルフォーマットではなくUFSなフォーマットであるパーティションを一つ作ってそいつに/usr/local以下をマウントさせるような構造にしたほうがいいかもしれない。私はUNIXなユーザなので今回4パーティションを構成しました。「System」「Applications」「DATA」「UNIX」であり,最初の3つは,「HFS+」でかつ「ジャーナリング記録」を保持する構成,最後の一つがUFSフォーマットにしています。新HDDの容量は80GBです。
換装後のディスク構成
パーティション名 | マウントポイント | ファイルシステムフォーマット | 容量 |
System | / | HFS+/ジャーナリング記録を保持 | 15GB |
Applications | /Volumes/Applications | HFS+/ジャーナリング記録を保持 | 20GB |
DATA | /Volumes/DATA | HFS+/ジャーナリング記録を保持 | 35GB |
UNIX | /Volumes/UNIX | UFS | 10GB |
- さてMacOS Xは、Option押しながら起動すればUSB, Firewire系の外づけHDDからOSを起動できるので、いきなり内蔵HDDを交換しても問題はない。が今回は専用ツールを使うので,まずは新ハードディスクをUSB接続してパーティションを切って,その後FireWireで接続し直してデータを移行することにした(実はこれが大きな間違いで先にハードディスクを換装してから作業をするべきでした。後述しますが,マウントポイントの変更も記録してくれることで,Application(元) --> Application1(新)という設定をしてしまい,ハードディスク換装後にApplication1でなくApplicationで認識されるので「エイリアス」が壊れてしまったりするようです(実際に試してないので憶測ですが)。よってApplication1(元)--> Application(新)にしておけばそういう点が問題なかった可能性が高いわけです。Version1ではまさにこの後者の方をやっていたので全く問題なかったけれど,今回は前者の方でやったのでこの問題がでてきました。まぁいいけどね。)
MacOSXのユニークなところは,異なるハードディスクで同名のマウントポイントを生成できるということだ。この場合もっとも優先されるのは起動ディスクであり,それ以外は名称としては同一だが,実際のマウントポイントは名称の最後に1,2,3と数字が打たれていく。今回のケースでは下記のようにマウントポイントが構成されるわけだ。
換装前の新ディスク構成
パーティション名 | マウントポイント | ファイルシステムフォーマット | 容量 |
System | /Volumes/System1 | HFS+/ジャーナリング記録を保持 | 15GB |
Applications | /Volumes/Applications1 | HFS+/ジャーナリング記録を保持 | 20GB |
DATA | /Volumes/DATA1 | HFS+/ジャーナリング記録を保持 | 35GB |
UNIX | /Volumes/UNIX1 | UFS | 10GB |
- DiskUtil君はパーティション分割と同時にフォーマットもしてくれる。これで同名のドライブがデスクトップ画面に現れたはずです。区別はアイコンでわかるでしょう。Carbon Copy Cloner 2.2を起動しよう。注意点は起動パーティションの場合のみです。起動ドライブすなわちSystemの場合のみ,「環境設定」の「起動ディスクにする」にチェックを入れておいてください。
- 全部コピーできたら,電源きってハードディスクを換装しましょう。PowerBook G4 15"は非常に簡単です。裏のねじ(六角ねじですが)を全部外すと,簡単に裏カバーがはずれます。そうするとハードディスクがもろに見えるという。。。簡単になったものです。
- 基本的にこれで問題なく起動するはずである。かなり快適になることでしょう。が,念のためNorton Utilityなんかのツールを使ってソフトウェアトラブルをチェックしておくべきでしょう。またこれを機会にデフラグも行っておけばより快適です。
- もしアップルメニューからシステム環境設定を開くことができないのであれば、リソースフォークが壊れている可能性あり。とりあえずMacOS9で起動させてデスクトップの再構築をすることで修復できます
あとがき
- 今回の方法だとエイリアスの一部が破損することが判明。一般的なソフトだけのようなので特に深刻な問題はなさそう。結局これを回避するためには「先にハードディスクを換装させる」ことです。
- あと気になったのが,いくつかの初期設定があるべき場所にあるにもかかわらず,ないかのように扱われること。Microsoft Office, Adobe Acrobatなど。Safariのダウンロード先などが初期化されましたねぇ。まぁ大して影響はないですが。
- さらにいうならば,Mozilla関連の設定ファイルも壊れます。具体的には壊れるというよりもMozillaのプロファイル管理の問題のようです。とくに管理していなければdefaultアカウントが最初に起動したときに生成され,そのアカウント名のフォルダ以下にユニークな文字列のフォルダが生成されます。コピーしてもこのユニークな文字列が異なるのでデータがおかしいといわれてしまうわけです。不正利用禁止かなぁとか思いますがくわしく調べるきにもならないので解決方法だけ書いておきます。
まず~/Library/Mozilla/Profile/default/ユニークな文字列/* をバックアップします。次にプロファイル管理から新しい適当なユーザを生成するかdefaultを削除して,同名を作るかしてください。そしてバックアップとったファイルをそのユーザフォルダ以下に生成されたユニークな文字列フォルダ以下にコピーするだけです。
- いくつかの初期設定がやはりおかしくなってるね。ロゴヴィスタの翻訳ソフトである,「一発翻訳 V3」の翻訳ができなくなっていた。これは「初期設定ファイル」がおかしくなっていたことが原因。~/Library/Preferences/LogoVista フォルダを削除したらなおったね。もちろん設定が初期化されるので再設定が必要だが。同様のことがあるかもしれない。
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