電子メールソフトウェアの移行 for MacOSX

Valid CSS! Valid XHTML 1.1! 木谷 公哉(KITANI Kimiya)

Microsoft Entourage v.X for MacOSX --> Microsoft Outlook Express 6.x for Windows

EntourageをEudora形式にするソフトウェアも存在するが,現時点において動作確認していないので現時点では割愛します。EntourageはEML形式なメッセージをサポートしているため,これを利用すればよいでしょう。具体的には,

  1. 保存先フォルダを作成しておきます。
  2. Entourageの受信箱内メッセージをすべて選択します(不必要なものはアップルキーで選択をはずせばよいでしょう)。
  3. 選択メッセージのどれかをドラッグ&ドロップで,保存先フォルダに落とします。

こうすれば保存されます。ただし,マシンの性能かメーラーの性能かはわかりませんが,1000通を超えるような大容量保存を行うと,フリーズすることがあります。

さて,後はこのEML形式なメール(1メール1ファイルとして保存)をWindowsに転送し,Outlook Express内ウィンドウにドラッグ&ドロップするだけです。ただし保存ファイル名に件名を使っており,また件名が長ければ,ファイル名も長いものがついています。これをWindowsフォーマットなメディアに保存することができません(ファイル名問題)。方法は下記にあげているだけでなく幾通りもあります。

  • tar+gzip (tar+bzip2)によるUNIX的な圧縮(ターミナルからの利用や,StuffIt Deluxe等を使う)
  • zip圧縮(ターミナルからの利用や,StuffIt Deluxe等を使う)
  • lzh圧縮(ターミナルからの利用や,DropLHa等を使う)
  • StuffIt圧縮(StuffIt Deluxe等を使い,Windows側にもStuffIt Expanderソフトを導入する。)

圧縮後のファイル名を短くすることでWindows側に用意にデータ転送できる。ただしStuffIt以外の方法では日本語ファイル名が文字化けしてしまいます。内容は失われないがけれども,Windowsは拡張子による判断をするため,[.eml]を後で追加しないといけない羽目になるかもしれない。次期MacOSであるTigerでは,ターミナルで利用可能なtar,gzip,bzip2による圧縮時にMac特有のファイル情報であるリソースフォークも保存してくれるということなので,そうなれば便利になると思います。ようするにUNIX的な手法ではPantherレベルにおいて,リソースフォークが失われてしまうため,正しく保存できない場合があるということです。