第6回KSUTANETの内容紹介


既存OSとのデュアルブートを簡単に行うための作業手順

0. CDブート可能にしておく

むちゃくちゃふるい機種でない限り、通常CDブート機能は搭載しているはず。これはBIOSとマザーボードに依存する。操作ミスを防ぐためにデフォルトではOFFになっているものが多い。したがってブート順番をHDDよりも上になっているか確認しよう。

1. CDブートによるパーティション領域確保
  • Knoppix起動
  • QTPartedによるパーティションサイズ変更
    Knoppixに含まれる可変可能なパーティション編集ツール最新バージョンでは日本語ローカナイズ(いまどきは国際化か?)されている。

    既存OSは大抵「C」ドライブにすべての領域を配置しているため、Cドライブの容量を少し削り、インストール用の領域を確保せねばならない。

2. Vine Linuxのインストール
  • インストール用CDはそのままブータブルになっているので、そのままインストールできるはず。
  • パーティション構成はインストールする人の気分や方針、趣味によって変わってくるが最低2つのパーティションが必要。
     ・ルートパーティション「/」
    Vineではext3ファイルシステムが標準か。。
     ・スワップパーティション「/tmp」
    swapファイルシステムで固定。

    最近のGUIシステムとアプリケーション全部いれたら数GBになるので、余裕を見て全体で10GBぐらいは用意したいもの。
    今回はそれでは面白くないので、ホームパーティション「/home」を別途作成することになった。たぶんユーザデータ領域とシステム領域を分けることでバックアップをしやすくするためであろうと想像する。

  • ブートローダの設定に注意!
    昔はBIOS君が8GB(ハードディスクの読み取り問題)までしか認識しないため、場合によってはブートローダ領域は8GB以内に納める必要がある。
    最近は拡張機能(LBA32)によってその制限は外れている。とはいえ、LBA32を選択した場合には起動できない可能性もあるのでFDブートディスクを作ったほうがいいだろう。
  • ノート用ツールは必須。モデム接続、ADSL(PPPoE接続)など必要に応じて選択しよう。
  • グラフィカルインタフェースの設定
     面倒な作業であるが、Xを使うためには必要。存在すれば自動選択してくれるが、そうでない場合には自分のもっているものを選択しよう。場合によっては近いものでも動く可能性はある。ここがUNIX系OSのインストールでもっとも難しいところといえる。

※最近CSSに凝り出してきたので,W3Cチェッカーによるチェックを100%通過するようにしてみました。Transitionalですけどね。
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